エボラ出血熱とは、エボラウイルスが引き起こす急性熱性疾患の感染症であり、きわめて死亡率の高いウイルス性出血熱疾患。ウイルス感染源は患者の血液、分泌物、排泄物や唾液等の飛沫などで、エボラウイルスの自然宿主の特定には至ってはいない。ウイルスの感染力は強く、発症は突発的で進行も早い。潜伏期は2〜21日。
インフルエンザのような症状が進み、重篤化する。患者全員に共通する症状は発熱と頭痛であり、患者の80%に腹痛、咽頭痛、筋肉痛、胸部痛が、患者の70%に出血(吐血、口腔歯肉、消化管)が見られ、出血は死亡例の大部分で見られる。致死率は50~90%と非常に高く、治癒しても失明・失聴・脳障害などの重篤な後遺症を残すことがほとんど。
感染予防のためのワクチンはなく、治療は対症療法のみである。2014年、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で感染が過去最大規模で拡大し、8月時点で729人が死亡。また現地では、感染が広がり続けるなか、医師や看護師などが死亡する事例も相次いでおり、WHO(世界保健機関)によると、これまでに60人以上の医療従事者が死亡した。その事態を受け、アメリカの疾病対策センターは警戒レベルを最も高いレベルに引き上げ、3カ国への不要な渡航を控えるよう勧告している。また、日本の外務省も渡航の延期を勧告している。(知恵蔵より)
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