製薬会社のテレビCMが盛んです。啓発が目的とされ、医薬品名は出ませんが「潜在的な患者を掘り起こし、薬の販売促進につなげるのが目的」です。こうした疾患啓発広告は、性機能障害、ニコチン依存症、うつ、疼痛など数多くのキャンペーンがテレビCM、新聞広告、雑誌、インターネットなどで展開されています。
 いま医師の処方が必要な医薬品は、医療関係者以外には広告できません。広告の定義は(1)購入意欲を高める意図が明確(2)商品名の明示(3)不特定多数の一般が認知できる―の3要件を満たすものとされます。疾患啓発広告は、製薬企業が消費者に直接働きかけるDTC(Direct To Consumer)広告の一つですが、商品名が出ないため薬事法や厚労省の指導には違反しないとされます。しかし、インターネットで検索すれば薬の名前を知るのは容易な時代です。これは、まさしく薬を売るための広告と言えます。ある調査によると、テレビなどで疾患啓発広告を見たことがある人は58%。広告を見て医療機関受診を考えた人は全体の19%で、実際に受診した人は8%でした。患者掘り起こしに一定の効果があることを示すデータです。
 よく知られている疾患啓発広告の例です。
・MSD(旧万有製薬)は2005年から男性型脱毛症(AGA)のCMを開始しました。
・「ビリビリ!ジンジン!チクチク!は、神経からのSOS!」。神経障害性疼痛のCMを2014年1月から始めたのはファイザーとエーザイです。
・塩野義製薬と日本イーライリリーは2013年10月、うつ病について「頭の痛みや肩の痛みといった体の症状も現れます」とのナレーションでCMを始めましたが、医師から「表現が不適である」と指摘され、「症状が現れることもあります」と修正しました。
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