胃もたれや胃痛で病院に行っても、原因不明で結局、「精神的なもの」などと診断されてしまう人は1000万人もいると言われています。原因がわからない胃の不快感や極度の食欲不振、吐き気に悩む人たちは、今まで「胃弱タイプ」とされてきました。ところが最近、このタイプの人は、胃の動きに問題がある病気であることがわかったのです。
普通、食べ物が胃に入ると、胃の上部が膨らんでそこに溜まります。その後、溜まった物少しずつ腸の方へ移動させ、胃酸と混ぜ合わせて消化します。ところが、この病気の場合、食べた物が上部に溜まらず、一気に下まで流れ込んでしまうのです。そのため、十分に消化できず、もたれや、痛みといった症状が出るとみられています。こうした症状は今まで慢性胃炎などと診断されてきました。ところが、去年「機能性ディスペプシア」という病名がつき、新たな治療薬もできました。新薬のアコチアミド(アコファイド)は、神経伝達物質のひとつ、アセチルコリンの働きを強めることで胃の動きをよくし、胃の上部も膨らみやすくなります。特に胃もたれや胃痛が、食中や食後にすぐ出やすい、1週間のうち2~3回以上症状が出る、以前より小食になった、検査をしても原因が見つからないといった人は、新薬でおよそ半分の人が治る可能性があります。この薬を処方するには、他の病気でない事を確かめるために、腹部エコー・内視鏡などの検査が必要です。機能性ディスペプシアには、胃酸を中和することで良くなるタイプや、ピロリ菌が隠れているタイプもあり、症状に応じた治療が行われます。(ためしてガッテンより)
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