結核は、かつての日本では「亡国病」といわれるほど高いまん延状況を示していました(1943年の結核死亡率は人口十万対235、2010年の約120倍)。戦後は急速に低下し、一時は「結核の流行は終わった」といわれるくらいになりました。
 1996〜1997年にかけて結核患者の発生件数、その罹患率が増加に転じ、その後3年間上昇を続けました。 国も「結核緊急事態宣言」を出し注意を呼びかけました。
 結核菌は1882年に細菌学者コッホによって発見されました。日本では、明治初期まで労咳(癆痎、ろうがい)と呼ばれていました。1943年、ワクスマンらは、ストレプトマイシンなど数々の抗生物質を発見しました。2006年1月にクオンティフェロンが保険収載されました。この検査は、全血を結核菌特異的なタンパクで刺激し、結核菌特異的T細胞の産生するインターフェロンγの産生量をみることで、結核感染を診断する検査です。BCGや非結核性抗酸菌感染の影響を受けず、感度89%、特異度98%と報告されています。
 現在の日本の結核罹患率は2011年人口十万あたり18(約5,000人に1人)で、他の先進諸国の数倍の高さ、米国の1970年ごろの水準にあることから、日本は「結核中進国」と位置づけられています。最近発病する患者さんの65%が60歳以上です。その最大の要因は、この年齢層の人々の多くが戦前・終戦直後に感染を受けており、さらに加齢に伴うさまざまな健康問題などで結核発病を促していることにあります。
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