梅毒はトレポネーマ・パリズムという病原微生物によって引き起こされる病気で、陰部のしこりやリンパ節の腫れからはじまって、最終的には心臓や脳、脊髄などがおかされて死に至ることもあります。介護保険の血液検査にはたいていこれが含まれています。
梅毒血清反応には、大きく分けて2つの方法があります。
1、牛からとったカルジオリピンという脂質を抗原とし、血清の中の抗体と反応するかどうかを調べる方法です。昔からあるワッセルマン反応のほか、緒方法、ガラス板法などがあり、STSと総称されています。
2、梅毒の病原体そのものを抗原とし、血清をくわえて反応を見るTPHAテストやFTA-ABSテストなどの方法です。
*STSは、感染から4週間前後で陽性になりますが、TPHAはさらに遅いために、一般の梅毒のスクリーニング検査にはSTSが用いられます。またSTSは、梅毒の病態が第1期から第3期へと進むに連れて反応が強くなります。しかし、治療とともに反応は弱くなり、完治すれば陰性になります。そのため、STSは治療効果を見る上でも大切な目安となっています。STSは梅毒だけではなく、SLEや肝臓病、RA,妊娠などでも陽性と出る(偽陽性)ことがあるので、陽性の場合はさらにTPHAを行ない、これも陽性であれば梅毒だと診断されます。梅毒トレポネーマを完全に退治するには大量の抗生物質を長期間にわたって使用しなければなりませんが、TPHAは生涯陰性になりません。
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