脊柱管狭窄症とは、脊髄が通っている脊椎の穴で構成される脊柱管が、加齢に関係して狭窄することによって、脊髄の神経が圧迫され、腰痛、足の痛みやしびれ、歩行障害などをきたす疾患です。症状は上肢や下肢にしびれや痛み、あるいは脱力感が現れます。歩行時に休んでは歩くといった歩行(間欠性跛行 )にもなります。排尿や排便の障害も伴うことがあります。また、転倒などで症状が急に悪化することもあります。
治療は狭窄を起こしている頚椎や腰椎の牽引や固定器具を使います。消炎鎮痛剤やビタミンB12などの薬が有効なこともありますが、疼痛が強い場合には神経周囲に局所麻酔剤を注射して神経ブロックで抑えることも行われます。保存的な治療の効果がないときは手術が行われます。手術は、脊椎を固定する方法、脊椎の一部を切除する方法、脊柱管を拡大する方法などで、脊髄の神経の圧迫を取り除きます。しかし、運動障害などの症状が続いている場合には手術を行っても効果がありません。時期を失しないように早期手術をしなければ効果が期待できません。
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