コンパニオンとは、某業界用語で「パニオン」「出張コンパニオン」とも言われ本来の意味は「仲間」「連れ」です。展示会等で商品説明や受付する仕事から、レースクイーンや宴会コンパニオンまで幅広い意味があります。
 医学界においてコンパニオン診断薬とは、治療薬の選定を目的とした検査のことで、薬剤とセットで使われることからこう呼ばれます。同じ大腸がんでも、患者個人に個性があるように、“がん”にも個性があります。がん細胞そのものの個性が判明すれば、その個性をターゲットにした抗がん剤を選ぶことができ、効果的な治療ができます。そこで、治療を開始する前に、患者の“がん”がどのような特徴を持ち、どの抗がん剤に反応するかを診断するために登場したのがコンパニオン診断薬です。
・乳がんにハーセプチンを使う前に、ヒト表皮細胞成長因子受容体2(HER-2)をターゲットとした診断薬
・大腸がんにアービタックスを使う前に、K-ras遺伝子変異をターゲットとした診断薬
・非小細胞肺がんにイレッサを使う前に、EGFR遺伝子変異をターゲットとした診断薬などがあげられます。
 コンパニオン診断薬を使えば、特定の抗がん剤が効く可能性の高い患者を選別できるため、臨床面では高い治療効果が得られ、無駄な治療をしないですみます。また、薬の開発という点でも、ある薬剤に高い反応性を示す患者が選別できていますから、治験も少人数で行うことができ、低リスク、低コスト、短期間での開発が可能となります。また、抗がん剤は副作用の強いものが多く、これも遺伝子の型に依存するケースが多いため、副作用回避のための遺伝子検査も必要です。

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