出産後の女性には、約20人に1人という高い頻度で、甲状腺の機能異常が現れます。産後1~3ヵ月頃から、甲状腺が腫大し、甲状腺ホルモンの過剰あるいは不足が生じます。主な原因は、橋本病です。橋本病は、自己免疫反応による、慢性甲状腺炎です。免疫システムに異常が生じて、自分の体を攻撃してしまうのが、自己免疫反応です。妊娠時には種々のホルモンや妊娠時異蛋白が免疫抑制的に作用し、これらに胎児側の免疫抑制因子も加わり胎児の拒絶反応が抑えられていますが、出産後はこれらの抑制が急に消失するため、その「はねかえり」として各種免疫応答が亢進し甲状腺機能異常症を発症すると考えられています。
甲状腺ホルモンが過剰状態になると、暑がり・発汗過多・体重減少・食欲亢進・いらいら・不眠・振戦・頻脈・心悸亢進などの症状が現れます。甲状腺ホルモンが不足すると、無気力・易疲労性・寒がり・皮膚乾燥・脱毛・浮腫・嗄声・便秘・動悸などの症状が現れます。
*産後に体調不良がある場合は、甲状腺機能検査を受けることが望ましいと考えられます。
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