2009年10月、山口市内で生後2か月の女児がビタミンK欠乏症となり死亡しました。女児の母親は、出産を担当した同市内の助産師が標準予防法のビタミンK2シロップを女児に与えなかったことが死亡原因だとして、助産師を相手取った損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こしました。来月始まる裁判は、助産師の行った代替医療が注目点です。
  乳児ビタミンK欠乏性出血症では、ビタミンK欠乏のため、生後1カ月ころに突然の頭蓋内出血を起こします。ビタミンKは出血を止める凝固因子をつくるために必要なビタミンです。母乳中のビタミンKの含有量は少ないため、母乳栄養児で起こりやすくなります。しかし現在は、全国的に生後1週以内と1カ月健診時にビタミンKの予防内服が行われており、母乳栄養児でも、頭蓋内出血は非常にまれになっています。
  頭蓋内出血は、発症すると死亡や後遺症を残す重要な病気であるため、ビタミンKの内服による予防が大切です。肝・胆道の異常や長期の抗生剤投与などでビタミンKの欠乏が疑われる時は、生後1週以内と1カ月健診時以外でもビタミンKの投与が必要になります。
 
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