東京都新宿区の心療内科クリニックで、患者さんである20代女性に対して医師が性的暴行を加えた疑いで逮捕された、という痛ましいニュースがありました。
女性は初診の日に被害を受け、その日のうちに警察へ相談したとのことです。「被害に遭ってから人を信じられなくなった」という女性の言葉が胸に残ります。
医療の場は、本来ならば患者さんが安心して弱さを預けられる場所です。その信頼が踏みにじられる事件が起きるたびに、医療者として深い悲しみとやりきれなさを覚えます。
こうした事件は、医療界全体の信頼にも影を落とします。
だからこそ、私たち医療者一人ひとりが、日々の診療の中で「安心して話せる」「尊重されている」と患者さんに感じてもらえるよう、丁寧な姿勢を積み重ねていくことが何より大切だと感じます。
医療は人と人との関わりで成り立っています。その根底にあるべき“信頼”を守るために、改めて身を引き締めさせられる出来事でした。