AKB48の推しメンがすべて卒業した日~推しメンってなんだろう? | MCNP-media cross network premium/RENSA

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2024年1月19日。

AKB48の現役メンバーで最後に残った推しメンである茂木忍さんがついに卒業の日を迎えました。

 

 

AKB48の13期オーディションに参加して、2011年9月24日に合格。

この時、最終的に13期メンバーとして16名が研究生として劇場公演に立つことになりました。

 

当時のAKB48は神7時代を経て人気絶頂期に入りつつあり、初めて全国9都市にてオーディションが開催され、当時の劇場公演のチーム人数である16名を13期だけで構成できる陣容でもあります。

 

そして自分が研究生時代からすべてのメンバーをチェックした最初の期でもありました。

 

そのため個々のメンバーだけでなく、13期としても応援したいと思うようになり、その後の14期メンバーも含めて、自分が最も多くの劇場公演を観覧できた世代になりました。

 

ちなみにその頃に自分の中で13期の推しメンと意識していたのは、高島祐利奈と茂木忍になるのですが、高島祐利奈は2014年12月27日の卒業公演にてグループを去っているので、そこから9年は茂木忍が13期の最後の推しメンとなりました。

 

 

結局その後もそれまで推しメンと認識していたメンバーが順次卒業していき、最後の最後までAKB48の一員として活動していたのが茂木忍ただ一人になっていました。

 

そもそも推しメンってなんでしょうか?

 

自分は70年代後半からずっと女性アイドル好きで生きてきました。

あの頃はアイドルといえばソロというのが定番で、キャンディーズやピンクレディーのようなケースもあったけれど、基本的にグループアイドルのようなものはなかった。

 

イレギュラー的におニャン子クラブも登場しましたが、それでも個々のメンバーがソロもしくはデュオやトリオでデビューしていくシステムが定着していたので、ソロアイドルの時代と変わらないように思っています。

 

そしていわゆるアイドル冬の時代を経て、90年代後半からのモーニング娘。のブレイクがあって、国民的アイドルグループというワードがメディアに踊るようになりました。

 

そう、アイドルグループなんです、そこが肝なんだと思います、

あくまでもグループが主体。

 

それがAKB48の登場でグループアイドルという概念が定着する。

特定のグループに所属するアイドルたちが、会いに行けるアイドルというコンセプトで活動を始める。

そして何かをきっかけに所属グループのメンバーのファンになって、その子に会いに行くために握手券を確保する。

 

そこに生まれたのが推しメンというアプローチなのではないか、勝手にそういう風に思っています。

 

自分の場合、この推しメンという括りで考えるとグループを卒業してからも、そのまま応援し続けることがまず大前提としてあって、所属しているグループありきではなく、そのメンバーありきでのアプローチ。

 

自分の場合、まず1997年にインディーズデビューをしたモーニング娘。というグループに興味を持つわけですが、当初はあくまでも彼女たちがデビューのチャンスをつかむために参加した「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」の合格者である平家みちよありきでした。

 

結果的にオーディション落選組で結成されたモーニング娘。が新しい時代のアイドルグループとしてブレイクしていくわけですが、最初はだれを特別応援するとか意識していなかった。

 

それでも気がついた時には結成当時のエースと言われた安倍なつみが気になる存在になっていて、それでもあくまでもモーニング娘。の安倍なつみのファンになっただけで、そこに今でいう推しメンという感覚はなかったと思う。

 

安倍なつみは2004年までモーニング娘。のメンバーとして活動して卒業、その後ソロ活動へと転じていくわけですが、以降もモーニング娘。ファンと並行してソロになった安倍なつみの活動を追いかけ続けます。

 

今ではモーニング娘。の構成メンバーすらわからなくなっているわけですが、自分が最後に個々のファンとして意識していたメンバーは道重さゆみでした。

そして彼女がモーニング娘。を卒業以降、モーニング娘。を中心としたハロプロとは距離を置くようになりました。

 

現在の推しメンありきのグループへのアプローチという自分のスタンスはあの頃から変わっていません。

 

当然ながらグループの歴史が続く中で、卒業や脱退などで推しメンが去っていくわけですが、同時に新しく応援したくなる推しメンが登場して、その連鎖が続く中でグループそのものへのアプローチも継続していく。

 

でも、いつかはその連鎖が途切れる時がくるのではないか?

それが今回の茂木忍の卒業のタイミングでやってきました。

 

箱推しとかの言い訳はするつもりもないし、実際ここ最近で立て続けに加入した17期と18期のメンバーについてもフォローすることを断念したので、今から推しメンを探すということも考えていません。

 

もちろんAKB48にまったく興味がなくなったわけではないですし、これまでの推しメンとかかわりの深いメンバーのその後についてもチェックしていくとは思いますが、それ以外のアプローチ手段はなさそうです。

 

いずれにしても推しメンありきでのこれまでなので、卒業後もこの業界で活動を続ける以上は、個々のメンバーを可能な限り応援することには変わりはないと思います。

 

ただ自分自身の年齢的にも、以前ほど時間やお金をかけてまで追いかけるっという情熱はなくなっているし、昨年末にかけて長年患っていた股関節の手術を経て、ライブやイベント等への参加も当面は見送らざるを得ないので、しばらくは静かにメディアやネットを通じて見守るということになります。

 

今回の茂木忍卒業公演についても、以前だったら計画的に参加できる方策を考えたでしょうが、手術が決まった昨秋以降は事実上いわゆる現場から距離を置くことにしたので、最初からスケジュールも含めて考えていません。

卒業公演が今日だということも前日に知ったくらいですしね。

 

昔からWEBによる公演配信なども観ない主義なので、このまま彼女の卒業を見届ける…というか受け止めるだけです。

 

改めて、茂木忍さん、AKB48卒業おめでとうございます。

 

あなたと出逢えてよかった。

これからもソロ活動の中で会いに行ける機会ができればよろしくお願いします。

 

 

 

さて、ここでもう一度、自分にとってのAKB48の推しメン史はどうだったのか、この機会に整理しておこうと思います。