あえて東照宮を詣でない日光旅①~神橋 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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メディアの旅人はあなたです。

突然思い出したように久しぶりに日光へ。
 
というか、本日は18日の観音縁日ということで、どこかの寺院で観音詣りを考えたのだけれど、暑い中で都会は歩きなくないし、そうなると車で移動できる日光界隈。
 
観音詣りといっても、日光には有名な寺院だと輪王寺の三佛堂の馬頭観音くらいなんだけれど、まあいいか。
 
車載CDは直近に購入した上白石萌音のカヴァーアルバムとずっと聴き続けている昭和のアイドルたちのセレクトアルバム。
 

 
 
8時前に自宅を出発。
いろいろ迷ったけれど今回はあえて高速を使っての移動を選択。
 
北関東自動車道の駒形ICから乗って岩舟JCTから東北道を経由して宇都宮から日光宇都宮道へ。
 
途中の都賀西方PAでトイレ休憩して、9時20分には現地に入った。
 
 
休憩の間に大猷院での御開帳のポスターをチェック。
 
 
さて、最近の日光来報はいつだったでしょうか?
 
まず昨夏のTOHOシネマズ宇都宮で「海辺の映画館~キネマの玉手箱」を観るために車で栃木入りしました。
 
その時は宇都宮市内がメインで映画「映像研には手を出すな」のロケ地でもあった栃木県庁昭和館に立ち寄った後、市内の宇都宮二荒山神社を参拝し、そのまま久しぶりに大谷観音を参拝したらすっかり夕方になってしまいました。
 
日光に入ったのが16時前でさすがに拝観時間には間に合わず、街道沿いのローソン調達で遅めの昼食を軽く済ませ、そのまま帰りは日光から足尾を経由して下道で帰路に就き、2時間ちょっとで日光から帰宅しました。
 
その前はさらに一年前の2019年7月21日の雨の日光旅。
この時も無理やり組み込んだ感じで、前日の仙台でのAKB48ツアー観覧の時に週末パスを使って日帰りしたので、もったいないから翌日も電車でどこかに行こうと考えて、今まで乗ったことのないJR日光線でも乗ってこようと出発。
 
そもそも前夜は終電での帰宅だったので、出発が10時頃になってしまい、13時過ぎに日光駅到着という無謀な行程。
 
しかも蒸し暑い雨の日光で輪王寺だけ参拝して、日光東照宮の門前だけかすめて15時前には撤収、そのまま日光線で明るいうちに帰路に就きました。
 
そうか、ここ数年はなんだかんだ言って毎年夏の時期に日光にきているのか。
 
ということで、さらに20分走って一年振りの日光に到着。
 
まずはJR日光駅に寄り道。
 
 
東武日光駅と比べると特急利用や運行本数で利便性の問題もあってここはいつ来ても閑散としています。
 
 
ここで昨年利用した日光観光のフリーパス世界遺産めぐり手形を購入。
 
日光エリアは駐車場からの歩きも多く、足腰に不安のある自分には少しでもバスに乗って体力を温存したいので、あえてこの段階でフリーパスを購入しておきます。
 
 
まあ記念にもなるので余程金額的に損にならなければこういうパスは買うのがマストにはなっていますが、このパスは文字通り小判型の手形サイズなので見栄えも楽しいです。
 
 
そして車は観光エリアから少し離れた無料の市営上鉢石駐車場へ。
 
ここは前からチェックしていた場所で、日光山内では有料駐車場に停めてもそこそこ歩かされることもあって、空いていたらここを使ってみようとずっと頭にありました。
 
ちょうど10時に無事駐車完了。
 
 
ちなみにすぐ近くにはタイムズのコインパーキングもありましたが、この時間でも余裕で上鉢石駐車場に置けたのでよかった。
 
このコインパーキングは休日のみ上限400円でしたが、仮に無料駐車場が満車だったとしたら、むしろ日光東照宮側の有料に停めた方が移動にも便利かもしれません。
 
 
実は今回あえて観光エリアから離れた上鉢石駐車場を利用したのには理由がありました。
 
その一つが日光観光の起点でもある有名な神橋を見るため。
 
 
駐車場の路地からメイン道路に出ると目の前に神橋。
大谷川にかかるこの景観は実はわざわざ立ち寄らないと見られない。
 
バスだと車窓から望む程度で終わってしまうし、日光東照宮や輪王寺参拝の帰りに通るころには時間も遅くなってしまう。
 
しかも専用の駐車場もあるわけではなく、あえて心目指さないとなかかなゆっくり見て歩くことはできない。
 
 
横断歩道を渡って神橋側へ向かう。
あた実際の神橋は拝観料を払わないと橋の近くまで行けない。
 
 
神橋の手前に板垣退助の銅像がある。
 
 
戊辰戦争の折、新政府軍の将だった板垣は、日光に立て籠もった旧幕府軍を説得して、日光を戦火から守ったのだそうだ。
現在の銅像は戦後に再建されたものらしい。
 
 
さて、日光というとどうしても東照宮が真っ先に思いつくのでしょうが、実は日光エリアは基本三つの寺社によって構成されています。
 
もちろんまずは日光東照宮、さらに日光山輪王寺、そして二荒山神社、
この三つの寺社がそれぞれに管理していたり、互いに関係性があったりと、通常の寺社エリアではあまり見られない複雑さが日光の特徴でもあります。
 
ひとつには徳川家康が東照大権現として祀られいているという大前提、そして766年開山という歴史をもつ日光山輪王寺、さらに日光三山を祀る二荒山神社、その双方の管理が混在とした神仏習合の境内が現在の日光を構成しています。
 
神橋の前には「二荒山神橋」の標柱が立っています。
つまりここは二荒山神社の管理下にあるわけです。
 
この先の受付で拝観料(登橋料)300円を払って先へ進みます。
300円が高いか安いかというか、ぼったくりだみたいな紹介も見受けられますが、管理維持費と考えればこの程度はありだと思います。
 
 
と、ここでトラブル発生。
300円と御朱印代500円で800円を払おうとしたら、今日は大きな札しかもっていなかった。
 
しかもまだ早い時間なので受付でもお釣りの準備がないとのこと。
さて、どうしようかと一旦神橋を離れもと来た通りを渡り向かいの土産物屋あさやさんへ。
ここでレモン牛乳キャンディーを購入させていただき、大きな札でも快く両替に応じていただきました。
ありがとうございました。
 
 
神橋に戻ります。
この日は朝から好天でぼちぼち観光客も増えてきたようです。
 
 
受付で拝観料を払って先へ。
朱塗りの鳥居から参道へ向かいます。
 
 
ここからでも神橋は見えますがやや遠いですかね。
 
 
鳥居の脇に良縁の鈴。
 
 
神橋。
岩国の錦帯橋と大月の猿橋とともに、有名な日本三奇橋の一つともされます。
どうやら一般的には黒部の愛本橋が錦帯橋・猿橋とともに日本三奇橋とされているようですが、現在は三好のかずら橋も含めて、その歴史的背景などによって見解が違うようですね。
 
 
傍らにはなで石。
 
 
これをなでると心が丸くなるとか。
 
 
では、鳥居の先へ歩を進めます。
参道へ向かう左の壁面に一輪のヤマユリでしょうか。
 
 
狭い参道の先に神橋。
 
 
橋の向こう側は国道になっています。
 
 
橋を支える鳥居の形の橋脚がよくわかります。
 
 
欄干には金の装飾。
 
 
橋のたもとには橋姫明神が祀ってあります。
よく見ると「開運・良い縁 橋わたしの神」と書いてある。
 
 
神橋の正面にきました。
 
 
神橋の先に新緑の木立。
 
 
欄干越しに大谷川と青空。
 
 
日光駅方面からのルートを望む。
一般的にはこちら側から神橋を見て、日光に来たことを実感するのでしょう。
 
 
橋の向こう側は行き止まりになっていて国道側には出られません。
そのたもとに祀られているのは深沙大王。
伝説ではこの深沙大王が川を渡れずにいた勝道上人の前に現れ、対岸に向けて二匹の蛇を放ち橋を架けて通したと言われています。
 
 
橋の先から振り返ると太鼓橋の形状がよくわかります。
 
 
さあ、戻ります。
 
 
右がいろは坂方面に向かう道。
 
 
岩場の多い川底を見ているとこの大谷川が暴れ川だったというのも想像に難くありません。
 
 
橋の下を通ると流れが穏やかに見えるのも不思議です。
 
 
神橋の参拝はこれで終了。
鳥居をくぐってから10分そこそこでした。
 
 
神橋の近くには金谷ホテルベーカリーの神橋店があります。
 
 
時刻は10時半。
ここからは無理せずフリーパスのルートはバスを使って移動します。
バス停は「神橋」です。