舞台「岸和田少年愚連隊~あの頃のハートは今もある~」 2020年秋の陣 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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劇団TEAM-ODAC第35回本公演

「岸和田少年愚連隊~あの頃のハートは今もある~」 2020年 秋の陣

 
 2020.11.21 こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
   12:00 op./13:00 st./16:25end S席7列21番
 
 上演期間 2020.11.4-2020.11.23 (全14公演)
 
AKB48チーム8群馬県代表メンバーの清水麻璃亜が出演するということで早めにチケットを確保。
 
当日は昼公演なので少し早めの上京。
夜も同じ新宿エリアで別の舞台を観ることにしたので地元駅の終電が不安だったけれど、夜の舞台の上演時間が二時間程度と知って余程のことがない限り地元駅の終電に間に合ることを確認済み。
 
前回の「フリムンシスターズ」のように終演時間が遅くなるのであれば都内泊も検討していたけれど、問題ないことがわかったので予約していたホテルはキャンセル。
 
 
地元駅出発は25分後の電車でも問題なかったものの、高崎での乗り換え時間に余裕がないので早めに出られたらと思っていた。
 
実は地元駅のみどりの窓口がコロナ禍を経て、いつの間にか9時から開くことになったので、カード決済したい自分は窓口発券しかない…地元駅の券売機はカード非対応。
 
出来れば前日までに切符を買っておくのが安心なのだが、夜は18時に占めてしまうことになったので、終業時間が18時の自分には100%無理。
 
先月の大阪行きの時はそれを知らず、慌てて券売機がカード対応の前橋駅まで車を飛ばして購入した次第。
 
 
高崎では一本前の上野行きにも飛び込みで間に合うも、今回は現地の開場時間に合わせたいので、あえて目の前で出発を見送って後続の上野東京ラインを待っての出発。
 
 
赤羽で埼京線に乗り換えて新宿駅には11時50分過ぎには到着。
久しぶりの新南口改札の変わりように驚きながら、甲州街道を西へ坂を下りる。
 
かつては毎週のように通ったこともある全労済ホール(現:こくみん共済ホール)、調べてみたら約3年前の「小さな結婚式」以来だと判明。
あの時も今回と同じTEAM-ODACの公演に清水麻璃亜が出演していた。
 
3年振りということもあって、新宿駅から坂を下りた後にそこそこ距離があったことをようやく思い出す。
 
 
このエントランスはずっと変わらない。
 
 
今回はジャニーズJr.メンバーが主演の舞台ということで客層がある程度想像できたが、この時間帯に会場前にいた数名はほぼ男性客だった。
 
 
まだ開場時間まで5分ほどあったので少し会場前をぶらぶらしながら待つ。
 
 
ほぼ定刻に開場。
スタッフによる検温や手指の消毒などのルーティンはもはや当たり前となった。
 
今回は他にも階段上に消毒用のマットがあって、そこで靴裏を消毒してからロビーに入る流れ。
 
ひとまず階上のトイレに行ってから客席に入り自席を確認。
S席で7列というのは微妙かと思ったけれど、ここは床固定の座席ではなく、移動可能な簡易な椅子を並べるスタイルなので、前列との間隔はあまりなく、予想していたよりも舞台に近かったのでひと安心。
 
さらにソーシャルディスタンス公演なので、席もひとつ置きになっていて、左隣の通路席が空席で実質自席が通路席のようなものだったし、股関節が悪い左足を伸ばせるのはありがたい。
 
 
上演時間3時間は事前にチェック済み。
夜の舞台が同じ新宿で18時開場なので問題なし。
 
 
 原案 「岸和田少年愚連隊」(著:中場利一)
 
 脚本・演出 笠原哲平()TEAM-ODAC
 
 
 僕のヒーローはまだおるんか!?
 今も、変わらんとおるんか!?
 僕らが大人になるにつれて、
 岸和田の町も人も大人になっていく・・・大人に
 
 あの頃、僕らは何を考え、思い、
 仲間とアホして、恋や喧嘩、犯罪紛いな事をやっていたんやろか?
 
 笑って、笑って、喧嘩して、ほんで泣いてまうわ!?
 ちょっぴり大人になった、
 新たな岸和田少年愚連隊の1ページがめくられる!!
 
  (フライヤーより)
 
 <キャスト> /〇〇=ダブルキャスト
 
 江川トモハル(トモ)……松本幸大(ジャニーズJr.)
 
 佐藤順(ヤッピー)……高品雄基(TEAM‐ODAC)
 猪俣マリ(マリモ) ……飯塚理恵(TEAM‐ODAC)
 
 中嶋リイチ…伊﨑央登
 小鉄 ………高田翔(ジャニーズJr.)
 
 サダ…………伊﨑右典
 安藤…………中村祐志
 
 サンダ………鏡憲二(TEAM‐ODAC)
 ガイラ ………田中尚輝
 
 花園ミツル …瀬下豊(天竺鼠)
 花園華子……折見麻緒(TEAM‐ODAC)/W竹中美月(TEAM‐ODAC)
 
 千鶴 ………清水佐紀/東ななえ
 マイコ………清水麻璃亜(AKB48)
 橋爪愛子……坂場明日香(TEAM‐ODAC)/高松雪(TEAM‐ODAC)
 リョーコ………相澤瑠香(ラストアイドル)/高橋美海(ラストアイドル)

 カオルちゃん………村上和也
 
 お好み屋のミツ子…千代反田美香(TEAM‐ODAC)/清水万莉(同)
 
 喜多岡鳴海………金城和己(TEAM‐ODAC)
 
 又野………渡辺ゆか(TEAM‐ODAC)/中太花梨(TEAM‐ODAC)
 妙野………堀涼佳(TEAM‐ODAC)/大山アキ(TEAM‐ODAC)
 
 宍戸龍…………時人
 江ノ島まさじ……松山拳也
 町村秋恵………片瀬なゆき(TEAM‐ODAC)/加賀美早紀
 
 鳥山勝………馬場琢己(TEAM‐ODAC)/三岳慎之介(TEAM‐ODAC)
 吉田シゲル…小西啓太(TEAM‐ODAC)
 鬼城類………松本祐一
 
 町村源次郎……いとう大樹(TEAM‐ODAC)
 
 町村美織………三田麻央
 
前半は80分で終了。
アナウンスは10分の休憩時間も、女性客が多いこともあって、実際には15分弱の休憩で後半がスタート、
最終的な終演時刻は16時25分を回っていたので、カーテンコール含めて後半は110分くらいあったと思う。
 
今回のキャスティングは主演がジャニーズJrということもあって、男性キャストがメインになってはいるものの、女性キャストは様々なアイドル陣営から参加していた。
 
自分はAKB48の清水麻璃亜メインでの観劇ではあったけれど、他にもずっとチェックしているラストアイドルから相澤瑠香(Wキャストも同グループの高橋美海)、元Berryz工房(ハロプロ)の清水佐紀、元NMB48の三田麻央といった面々が揃った。
 
清水佐紀は以前の舞台でも清水麻璃亜と共演していたし、ラスアイの相澤瑠香はデビューイベントの池袋サンシャインシティ以来だし、三田麻央もNMB時代に地元群馬の高崎でのCDリリース記念の握手会に来てくれたメンバー。
 
長年のアイドル好きとしては、こうしていろいろなアイドルグループを通じて出会った子たちが、時を経て同じステージに立つのを見るだけでも感慨深い。
 
そしてジャニーズJrから出演の高田翔君は競馬番組などで見ているので親しみがあるし、飯塚理恵をはじめとする五反田タイガーの役者が多く参加しているのも嬉しかった。
 
そしてカオルちゃんを演じた村上和也。
どこかで見たことあるよなーとずっと思っていて、あとで確認したらプロレスラーの村上一也だった。
 
幼少期より父親の影響で馬場・猪木時代のプロレスを楽しんでいた。
しかし彼がメインイベンターとして活躍していた頃にはすでにプロレスへの興味も薄れていた時期だったものの…日本人同士の対立構造みたいなのは好きじゃなかった…村上選手のことは少しは知っていたからその記憶が思い出されたのだろう。
 
3時間の作品も関西が舞台ということもあってテンポもよく、前半こそ登場人物の多さに戸惑いながらも、次第にそれぞれの関係性が見えるような構成になっていたので、最後の大団円まで前のめりで楽しめたと思う。
 
世間ではいろいろ言われるけれど、ジャニーズのメンバーの演技は、場数をこなしていることもあるし、やっぱり素直にうまいと思った。
 
そして清水麻璃亜。
普段とっているモバイルメールでは、いつも開幕するまでネガティブ思考で不安にさせるものの、本番には強いタイプのようで今回も安心して見ていられた。
 
最近同じチーム8の小田えりなと共に外事務所への移籍が発表され、さらに活動の幅が広がったこともあってか、表情や佇まいがどんどん洗練され行くのがわかる。
 
事実上のマドンナ役の三田麻央も頑張っていた。
もともと関西人だから関西弁の台詞も聞きやすかったし、やくざの親分の娘役ということで気風のいい演技も勇ましくてよかった。
 
ラスアイの相澤瑠香は演技をちゃんと見るのは初めても、背も高くて舞台映えもするし、どんどん新しいジャンルに挑戦していってほしい。
 
ハロプロ時代から舞台の場数はたくさん踏んでいる清水佐紀。
年齢的にも落ち着いてきたし、小柄ながら今回はやや厚底の靴で他のキャストとバランスはとれていたと思う。
 
 
終演後はとりそびれたお昼を吉野家で。
昼公演では睡魔との戦いを考えて昼食時間は気を使うし、休憩時間にで食べるかと家から持ち出したスナックパンがバッグの中にあったけれど、10分休憩ではトイレに行ってそれで終わりという感じ。
 
 
この後は同じ新宿エリアの紀伊國屋ホールでの観劇。
徒歩数分圏内なので助かった。