「ターミネーター:ニュー・フェイト」
“TERMINATOR:DARK FATE”(2019/アメリカ/ディズニー)
監督:ティム・ミラー
原案:ジェームズ・キャメロン チャールズ・イグリー
ジョシュ・フリードマン デヴィッド・ゴイヤー
ジャスティン・ローズ
脚本:デヴィッド・ゴイヤー ジャスティン・ローズ ビリー・レイ
アーノルド・シュワルツェネッガー リンダ・ハミルトン
マッケンジー・デイヴィス ナタリア・レイエス ガブリエル・ルナ
おすすめ度…★★★★☆ 満足度…★★★★★
ぶっちゃけ「T2」の正統な続編と言われても。その「T2」の記憶が曖昧で、ただ変幻自在の敵キャラが怖かったというのと最後は液体窒素でやっつけたのと、後に演じたロバート・パトリックが失踪したモルダーに変わって「X-FILE」のレギュラーになったことに驚いたくらいのイメージ。
それでも「ターミネーター」は公開当時に高崎の今はなくなった東宝系の映画館で観たことははっきり覚えているし、あの有名なダダンダンダダン!という音楽とともに全裸のシュワちゃんが降臨する映像がすぐに思い出される。
で、新作。
原題は“DARK FATE”なのになぜ“NEW FATE”?という疑問は残りつつも、概ね期待していた以上の傑作に仕上がっていると思います。
まだ公開したばかりなので今回はあえて詳細は触れないでおきますが、クライマックスのシーンではなんだかわからないけど胸アツで感動しちゃってる自分に驚きました。
まあジェームズ・キャメロンが製作に加わったというだけで安心感があるわけですが、80年代のハリウッド映画のノリというか、CGやSFXなどできれいに驚かせるよりも、力技でねじ伏せる感覚が懐かしくて、これはこれでありだろうというのが率直な感想ですかね。
そしてマッケンジー・デイヴィスとナタリア・レイエスという二人の対極的な戦うヒロインが注目されるのは大収穫。
どちらも一気にスターダムを駆け上がりそうな雰囲気がします。
それにしてもいまだにハリウッド映画に蔓延る反トランプのメッセージは何とかならないのかな?
今回もメキシコの不法移民の問題が明らかにベースがあってオープニングでは少しイラッとしました。
久しぶりにもう一度観たいと思わせてくれたアクション大作でした。
ユナイテッド・シネマ前橋 スクリーン2