伊勢神宮御朱印帳 2017.10.17~2019.2.14 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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神社用の御朱印帳が一冊終わりました。
2017年秋に伊勢神宮で購入したものですから2年4ヶ月です。
 
ただし別の御朱印帳も並行して使用していた期間があるので、通しで使用していたらあと一年くらいは早く埋まったかもしれません。
 
もっとも最近は地元で車移動するとき、偶然立ち寄った寺社でも対応できるように車載しているので、その分早く埋まったとも考えられますね。
 

 
当初は観光目的の神社と地元とその周辺の神社とで分ける意味もありましたが、別の一冊が埋まった段階で神社用は一つにしたので、この一冊は伊勢神宮から地元群馬の名もなき神社まで多岐にわたった御朱印帳となりました。
 
 
以下、この一冊に授与いただいた御朱印の一覧ですが、同一社で複数頒布されているのもありますから、実際の参拝数よりも多くなりますね。
 
外宮(豊受大神宮)
内宮(皇大神宮)
猿田彦神社
佐瑠女神社
月読宮
倭姫宮
月夜見宮
 
春日大社(奈良)
氷室神社
休ヶ岡八幡宮
孫太郎稲荷神社
手向山八幡宮

 

浅草神社

被官稲荷神社
平河天満宮
平河稲荷神社
亀岡八幡宮
 
富士浅間神社(藤岡)
山名八幡宮
熊野神社(前橋)
 
進雄神社
妙義神社
新田神社
 
艮神社
御袖天満宮
御袖天満宮(梅)
厳島神社
豊國神社(宮島)
久保亀山八幡宮
 
上野國一社八幡宮
冠稲荷神社
冠稲荷神社(正月)
冠稲荷神社(睦月)
一之宮貫前神社
 
乃木神社
金鎖神社
甲波宿禰神社(川島)
春日神社(太田)
諏訪神社(新町)

諏訪神社(藤岡)

 
 
さて、こうして改めて振り返ったときいつも頭を過るのは、御朱印ブームの弊害の部分です。
以前にも少し触れたことがありますが、ここ数年で御朱印をめぐる環境はずいぶん変わりました。
 
趣味のついでに御朱印集めという人も増えたように思いますし、それで潤っている神社側の側面もありますが、どうしても軽く扱われている部分も見受けられます。
 
改めて地元の神社をめぐるようになって思うのは、おそらくこれまでは御朱印対応がなかったのに、問い合わせがあったり、直書きの余裕がなかったり、そもそも社務所のない無住の神社だったり、様々な理由がある中で、書き置きの御朱印を頒布するところが増えたように思います。
 
実際に拝殿に御朱印の書き置きを置いたうえで、初穂料は賽銭箱へという対応をしている神社も多いですし、太田の新田神社および春日神社のように、御朱印を入れたビニール袋に初穂料用の小袋をつけてという準備万端の神社もあります。
 
 
一方では甲波宿禰神社のように「ご自由にどうぞ」という大らかな対応をされているのも田舎の神社ならではなのですが、やはりこの傾向は果たして正しいのだろうかと考えてしまいます。
 
 
もちろん遠方から訪れた参拝者に対する気遣いもありがたいのですが、本来は直書きで授与いただくのが正しいお詣りの作法だと思います。
 
先日久々に訪れた埼玉の金鎖神社のように、習慣で先に社務所に御朱印帳を預けようと願い出ると「お詣りされましたか?お手を清められていないものはお預かりできません」ときっぱり言われました。
 
確かに正しい。
もちろん神社ごとに社務所の対応は違いますから正解はどれということでもないのですが、御朱印は集めるものではなく、参拝の証に授与されるものだという基本は忘れてはいけないと思います。
 
同様に数年ぶりに訪れた高崎の少林山達磨寺で御朱印をお願いしようと納経所に行ったところ写経等で納経しないと対応しない旨の貼り紙があったので、時間的にも余裕がなかったこの日はそそくさと断念しました。
 
十数年前に参拝した時は御朱印をもらっているので、この時も問題なく対応いただけたかもしれませんが、写経するかどうかは別にして、昔は般若心経を書き記した納め札を持ち歩いて参拝していたことを思い出しました。
 
他方、対応する寺社側で無理をしている現状もありそうです。
年が明けてから高崎のとある神社に立ち寄ったので、参拝後社務所に出向いたところ、御朱印は書き置きの対応になっていました。
 
昨年立ち寄ったときには宮司さんの直書きでしたから、一月の初詣の期間だけの対応なのかもしれませんが、驚いたのはその御朱印が和紙や半紙ではなく明らかに硬質のコピー用紙に文字と朱印の判を押したものだったのです。
 
う~ん、さすがにこれは首を傾げました。
すでに前回御朱印はいただいているのでそのまま辞そうかと思いましたが、この時は賽銭箱に初穂料を納めて一枚いただいてきました。
 
そこまでして神社側が対応するのはやっぱり無理があるし、自分の場合出先で御朱印帳を持ち合わしていなかったり、たまたま社務所や納経所が無人であった時には、そのまま辞すこともやむなしと思っているので、この対応にはいろいろ考えさせられてしまいました。
 
最近は遠方に出向くのも費用的にきついこともあって、地元の寺社にぶらりと立ち寄ることが多いわけですが、よく遠方より御朱印集めで回っている参拝者に出くわします…車のナンバーで推察できます。
 
地方のあまり知られていない寺社でさえこういう状況なので、有名な寺社となると御朱印対応の窓口で長い列をなしたり、先に御朱印帳を預けて番号札で参拝後に受け取るという対応も多くなりました。
 
先日の乃木神社などは40分待ちの表示があり、待たずにいただける書き置き対応で帰られる参拝者も多く見受けられました。
 
 
一度経験しましたが週末の浅草寺などでは時間帯によっては一時間近く待つことも当たり前になっています。
 
参拝も御朱印もすべてはご縁の賜物なので、臨機応変に対応するのがベストだと思いますし、対応が厳しい時には「また来たときに」というスタンスも必要なのかなと思います。
 
もちろん次があるかどうかは分かりませんが、逆にたった一度の参拝で授与された御朱印を何年か後に懐かしく振り返るのもいいものです。
 
この年末年始に18年ぶりに尾道に行きましたが、当然各寺社へも18年ぶりの参拝となりましたが、その頃はおそらくなかったであろう御朱印もあったはずで、それもまたご縁ということになるのだと思います。
 
近年の御朱印ブームも相まって、ネット検索で多数の御朱印頒布状況も確認できます。
 
自分もそういうサイトをチェックして事前に御朱印の有無くらいは調べておきますが、中には御朱印だけでなく各寺社の御朱印帳を集めている人もいたりして、移動のための交通費などを考えるとものすごく贅沢な趣味になっていることに驚きます。
 
さて、次の御朱印帳は先日仙台東照宮で購入したものになります。
この時は別の目的があったので、あえて御朱印帳は持参せずに出発しましたが、少し時間があったのでなかなか寄る機会がなかった仙台東照宮まで出向きました…まだその時の記事が上がっていません。
 
前夜泊まったホテルの近くにも大きな神社があったりしたのですが、時間がなかったので通りの反対側から手だけ合わせて移動しました。
 
 
この時のご縁が一冊の御朱印帳を通してどう結縁するか楽しみにしたいと思います。
 
そういえばお寺用の納経帳がなかなか進みません。
参拝しても御朱印をいただける御住職などが不在のケースも多いですし、書き置きの対応もあまりないと思います。
特に日蓮宗系寺院用の御主題帳はここ一年新しい御主題が追加されていないですね。
 
そういう意味でも神社における御朱印対応のすそ野の広がりは、やはり御朱印ブームにけん引されている一面もありそうです。
 
さあ、次はどこにお詣りに行きましょうか。