安倍なつみBirthday Live2013 +♪The Beating♪+ | MCNP-media cross network premium/RENSA

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安倍なつみBirthday Live2013 +♪The Beating♪+

 2013.8.10 Zepp DiverCity(TOKYO)

  昼/14:30 op./15:35 st./17:30 end
  夜/18:25 op./19:07 st./21:30 end

 


恒例の安倍なつみのバースデーライブも2010年からは4年連続で当日開催。
会場もShibuya O-EASTから2年連続のSHIBUYA-AXと続いて今回はお台場のZepp DiverCity(TOKYO)とキャパシティもそれなりに大きい会場になってきました。

昨年は平日開催だったので夜公演のみでしたが、今年は土曜日ということで2008年の「安倍なつみ Birthday Special Concert」以来となる昼夜の2公演。

ここ数日の酷暑の夏が続いている中での上京なので、余裕をもって昼公演の開場時間にあわせての上京となり、地元を昼前後の在来線で出発。

東京テレポート駅からDiverCityまでは真夏の日差しにさらされるものの、あとは館内に入って移動できるのは助かります。

ちょうど開場したところでいつもの面々と合流。
やっぱり自分のホームは落ち着くというか、いわゆるヲタの入れ替えも少ないので、どこを向いてもだいたい見知った顔ばかり。

会場のエントランスは外の熱気がそのまま入って来るので早々に入場。

昼公演の席はI列の右端でした。
中途半端に列の中ほどに押し込まれるよりは動きもとれるのでこれはこれで正解。

以下、ざっくりとレポ。

5分ほど押して昼公演がスタート。
波音のSEでオープニング。

一応の最新シングルとなる“雨上がりの虹のように”から“微風”という静かな入り。

普段あまりなっちの曲を聴きこむこともなくなったのでイントロが来てもすぐにタイトルが思い浮かばなかったり。

一曲目の“雨上がり…”では間違いなく緊張から歌声がやや震え気味のなっち。
それでも何とか乗り切ったのはステージに立って15年の経験に裏打ちされた成長の証。

最初のMCではテンション高く…。

「32歳になりましたー!安倍なつみで~す!」

久しぶりに歌うと語った3曲目は“夢ならば”だった。

これはちょっとグッときた…安倍なつみが再生するために必要だった曲。
それまでのショートヘアから一転してロングヘアで数ヶ月のブランクのイメージをあえて引きずっての再スタートの一曲。

そして前回のライブでも披露された久しぶりのオリジナル曲“Best Friend”は最初タイトルすら思い出せなかった。

直後のMCではこの“Best Friend”が新曲としてライブ音源のままデビュー10周年となる13日から音楽配信で発表されるとの報告。

さすがにもうCDという形ある作品としてリリースするのは厳しいのかな…少しさびしさも感じさせる配信報告でした。

そういえばソロデビュー10周年のことはこの時まで気づかなかったですが、確かに8月13日が“22歳の私”の発売日だということはすぐに思い出しましたね。

ただ個人的な記憶としてはそのあとの18日のよみうりランドでのソロデビューイベントの方が大きいかな。
前夜に仲間たちと車で現地入りして小雨の中で徹夜でワイワイやって、イベント当日に芝生エリアで待機している自分の姿がTBSの取材映像に映り込んでいたり…まさに祭そのものでしたね。

あの時の出来事がほんとに一気に甦ってきて先の“夢ならば”のときの感情と複雑に絡まってひとりでジーンとしている自分がいました。

この直後のバンドメンバーの紹介ではなぜかメンバーの年齢にこだわるなっち。

ファンの間でもすでにファミリーとして認知されているドラムスののAsamiちゃんが29歳と聞くと「初めて会ったときはいくつだった?」の質問に客席から「23」と声が上がったり、ベースのしょうこちゃんが27歳と答えるとバンマスの和田さんが「56歳です」と自己申告。

こういう雰囲気がすっかりなじんできた一方で、初期のバンマス岩崎さん体制もそろそろ復活しないかなと密かに期待する自分。

MCの途中でピンポ~ンとチャイムの音。

サプライズゲストか?と思ったらステージの後ろのカーテンが開いてスクリーンが登場し、そこに宮本亜門さんのバースデーメッセージが流れる。

ステージにしゃがみ込むようにしてその映像を見守るなっち。

「安倍さ~ん!」

直後に元気な声。

ここでゲストとしてガキさんこと元モーニング娘。の新垣里沙の登場。
サプライズではなく自然な流れで合流というのもいい感じ。

二人で歌ったのが“男友達”でこれも納得の選曲。
当時はガキさんたち5期メンバーがバックダンサーとして参加した安倍なつみの事実上のソロナンバー。

ガキさんが退出すると続いてはバースデーライブではおなじみの中澤裕子を呼び込み。

16歳からこれまで人生の半分を知っているという関係だけに当時の裏話が炸裂。
何でもかんでも電話をしてきたそうで、「鏡が割れた~」とか「照明が落ちた~」とか「外のハトがうるさい」とか。

二人でずっと歌いたかったと選曲したのはドリムス。ツアーでもセットされた“雨の降らない星では愛せないだろう?”で、二人のパート分けは歌詞を選びながらなっちが決めたとのこと。

中澤裕子退出後のMCで和田さんの機材トラブルでデータの音が流れてしまうハプニングに慌てるなっち。
すぐに対処した和田さんから「大丈夫だと思います」とひと言。

ここで32歳をどう迎えたかをしみじみ語り始めるなっち。

部屋で両親に向けての感謝のメールを打ちながら31歳までの自分を振り返っていたら涙が止まらなくなったこと。
0時になった瞬間にたくさんのお祝いメールが届いてそれを読みながらさらに感極まって号泣してしまったこと。
そして恒例の最初のお祝いメールは今年も小川麻琴だったこと。

夏らしいアレンジでと披露されたのは“たからもの”。

次の曲でイントロが一転してテンポアップ。
あれ?何だろうと思ったら…“愛しき人”でビックリ。

スカのリズムのようだけれどいつもと勝手の違うノリに客席も戸惑い気味。
それでもサビのメロディーにくると「一緒に」と客席にマイクを向けるなっち。
まあ、楽しかったからいいか。

歌い終わりでそのままはけるなっち。

ここでインターバルとなりバンドメンバーによるインスト演奏。

ブルーのパンツにドット柄というポップな感じに衣装替えしたなっち。

後半の一曲目は“せんこう花火”。
これも安倍なつみの原点ともいえるナンバー。

このあたりからMCがぐだぐだになり始めいつものゆる~い感じの流れに「安倍なつみぐだぐだとかネットに書かないでね」と笑うなっち。

本編ラストは“夕暮れ作戦会議”から“あなた色”というお馴染みの2曲。

アンコールは“くちびるで止めて”でスタート。

ここでようやくサプライズゲスト登場。

と思いきや小さな女の子がバースデーケーキのワゴンを押して入ってくる。
客席は???の中でテンションあがるなっち。

実は舞台「嵐が丘」で競演した松田亜美ちゃんということが判明。

ただケーキ入場時のハッピーバースデーの合唱が中途半端になってしまったのは残念。
一応最後は声がひとつになってロウソクの火を吹き消すという儀式も無事に終了。

ちなみに彼女は現在13歳の中学2年生で、ミュージカル「アニー」で主役も務める実力派のようで、紹介の意味でなっちもステージで「アニー」のテーマ曲をちょっとだけ聴かせてくれました。

おかしかったのはアンコールになってやっとこの日のライブは映像用のカメラが入っていると伝えるなっち。
本人が話すタイミングをすっかり忘れていたようでまさかの残り数曲で発表に大爆笑…もちろん客席にカメラが入っていることはみんな気づいていたはず。

アンコールに“トウモロコシと空と風”をもってきて、間奏でのお馴染みのサビの「横波でっす」の大合唱が楽しすぎます。
その前にはバンドメンバーを改めて紹介してソロプレイもありましたね。

間髪入れずにラストチューンは“真夏の光線”。

これ、娘。時代の安倍なつみのイメージとして自分の中では一番印象深い曲なのでうれしかったな。

記憶は最初のソロツアーの秋バージョン「あなた色プレミアム」で中澤裕子と保田圭と3人で歌い踊ったあのシーンまで遡っちゃいます。

名曲。

昼公演はここで終了。
約2時間弱。

最後はいつも通り客席に投げキッスをして下手はけ。


<セットリスト>

 昼公演

 OP.- SE.

 01:雨上がりの虹のように
 02:微風

 -MC-

 03:夢ならば
 04:Best Friend

 -MC- バンドメンバー紹介

 -VTR- 宮本亜門バースデーメッセージ

 -MC- ゲスト/新垣里沙

 05:男友達(with新垣里沙)

 -MC- ゲスト/中澤裕子

 06:雨の降らない星では愛せないだろう?(with中澤裕子)

 -MC-

 07:たからもの
 08:愛しき人

 -INT.- バンド演奏

 09:せんこう花火

 -MC-

 10:夕暮れ作戦会議
 11:あなた色

 [アンコール]

 12:くちびるで止めて

 -MC- サプライズゲスト/松田亜美 ハッピーバースデー合唱

 13:トウモロコシと空と風 間奏でバンドソロ&サビの振りレクチャー
 14:真夏の光線

 -MC-

 ending

気がつけば夜公演の開場時間まで30分。
しばし仲間と談笑しているうちにあっという間に開場時間に…。

ところが入場列がまったく動かない。
15分経っても開場の気配がなく、夕刻とはいえ外での待機はかなりの暑さ。

結局、25分も押しての開場。
もしかしたら昼公演での和田さんの機材トラブルが原因か?などと仲間とあーだこーだ憶測しながら入場。

夜公演は後方の段差の二列目上手。
偶然さっきまで談笑していた仲間が一つ置いて隣だったので交渉して連番での観覧。

以下、夜公演の変更点などを中心に整理。

開場が大幅に遅れたので開演も押すかと思いきや7分程度で客電が落ちてスタート。

夜公演では事前にファンの有志たちが配布した白いサイリュウムでなっちを迎えるサプライズ企画を用意。

そして“雨上がりの虹のように”で登場したなっちは一面白く染まった客席を目の前にして感動の表情。

さすがにしっかり最後まで歌いきったけれど、直後のMCで泣きそうだったと告白。

昼公演では言いそびれた映像収録の話では当然客席から笑いが起こるパターン。

このあとのサプライズのVTRメッセージはなく、昼公演で新垣里沙と歌った“男友達”はなっちのソロ。

夜公演はこのまま淡々と進むのかなと思ったら…。

ここで小川麻琴が元気よく登場。

そのテンションの高さといったらちょっと言葉にできないほどで場内は爆笑また爆笑であっという間にまこっちゃんワールド炸裂。

これは生で見てこその楽しさでこういうノリが味わえるのがモーニング娘。OGのライブの現場だったりする。
春の藤本美貴の復活ソロライブでの「庄司コール」とかも象徴的で、いろんなことがあったけれどこうして同じライブ空間に集える機会がこの先も続いてほしい。

ここでは安倍なつみとしてはモーニング娘。ラストナンバーとなった“愛あらばIT'S ALL RIGHT”を二人で歌う。

リハ不足もあってか途中で歌詞が飛ぶ場面があったし、全体的にコラボ感はいまいちなかったけれど、あの頃を思い出してサビの振りをしたりするだけでも楽しい。

なお後半のMCでひとりでリハを行なったまこっちゃんがスタッフに託した手紙をなっち自ら読むという時間もありましたね。

まこっちゃん退出のあと、ここで昼公演に続いてピンポ~ン。

VTRメッセージに登場したのは「嵐が丘」の相手役だった河村隆一。

そのあとのMCでは相手の名前を隆ちゃんと呼ぶなっち。
あれからもいい付き合いが続いているのはうれしかったし、ここ数年の舞台の仕事での様々な出会いがきちんと繋がっているのはよかった。

“雨の降らない星では愛せないだろう?”もなっちのソロ。

後半はこのまま何もサプライズはなく終了。

アンコールのゲストコーナーにはケメ子こと保田圭がバースデーケーキと一緒に登場。
これはある程度ファンも予測していたけれど、どうやら事情は少し違った模様。

実は彼女の仕事の関係で当初は昼公演の中澤裕子登場のタイミングで夜公演に出演の予定が大幅に押したらしい。

ライブ中も間に合うかどうか舞台裏ではバタバタしていたようで、おそらく開場があれだけ押したのもそのあたりに理由があるのかも?

これは憶測ながら保田圭待ちのスケジュールの中で、タイムテーブルの変更や曲順の入れ替えはあったはず。
もしかしたら夜公演では歌わないはずだった曲をセットリストに入れて時間稼ぎをしたかも?
いずれにしてもライブで聴ける曲が増えることはありがたいこと。

なちケメのぐだぐだトークで火のついたロウソクがどんどん短くなっていくので、バタバタと改めてハッピーバースデーの合唱から記念撮影へと進行。

ここで二人が歌うのは“好きで✕5”。
タイトルが告げられただけで自分も含めて「おぉ~!」と感嘆の声。

怒涛のケメ子タイムが終了したと思ったら、またしてもピンポ~ンの音。

今度はスクリーンにこの夏ミュージカル「ドラキュラ」で二度目の共演となる和央ようかのバースデーメッセージ。

と思ったら、ステージ下手からご当人が登場のサプライズ。

実は夜公演前のロビーで関係者受付から入ってきた一団があって、その中に銀髪のロングヘアの女性がいて…あれが和央さんだったとここで気づく。

しかもその「ドラキュラ」の関係者が稽古終わりで駆けつけたようで、2階席センターエリアはほぼその一団で埋め尽くされていたこともここで明らかに。

さすがに唖然とするステージのなっち。

和央さんも「なっちの血をたくさん吸わせていただきます」と舞台での役柄そのままに挨拶。

アンコールはそのまま“トウモロコシと空と風”に突入。
間奏のサビのレクチャーでは2階席の「ドラキュラ」チームを名指しで盛り上げるなっち。

そして“真夏の光線”で大団円。

「したっけねー!」

夜公演はなんと2時間半近い大ボリュームで終了。



 <セットリスト>

 夜公演

 OP.- SE.

 01:雨上がりの虹のように
 02:微風

 -MC-

 03:夢ならば
 04:Best Friend

 -MC-

 05:男友達

 -MC- ゲスト/小川麻琴

 06:愛あらばIT'S ALL RIGHT(with小川麻琴)

 -MC-

 -VTR- 河村隆一バースデーメッセージ

 07:雨の降らない星では愛せないだろう?

 -MC-

 08:たからもの
 09:愛しき人

 -INT.- バンド演奏

 10:せんこう花火

 -MC-

 11:夕暮れ作戦会議
 12:あなた色

 [アンコール]

 13:くちびるで止めて

 -MC- ゲスト/保田圭 ハッピーバースデー合唱

 14:好きで✕5(with保田圭)

 -MC-

 ーVTRー 和央ようかバースデーメッセージ

 -MC- サプライズゲスト/和央ようか

 15:トウモロコシと空と風 間奏でバンドソロ&サビの振りレクチャー
 16:真夏の光線

 -MC-

 ending

 


大変だったのはこのあと。

実は当初はこの日は都内で泊まりのつもりだったけれど、公演時間とかを考えるとゆっくり日帰りできそうなので予定を変更。

21時頃までに終われば早い電車に間に合うし、最悪でも22時前に出発できれば最終の在来線で帰宅できる。

ところが、この日は東京湾花火大会当日。

21時40分頃になんとかダイバーシティをあとにしたまではよかったけれど、今度は東京テレポート駅に向かうルートが通行規制されてしまって、大幅に迂回しないと駅へ向かえないという状況になってしまった。

こうなると在来線での当日中の帰宅は不可能なので途中の大宮あたりで新幹線に乗りつがないとダメ。

結局汗だくで東京テレポート駅に入った時にはすでに時計の針は22時を回っていて、大宮で新幹線に乗りつぐのも慌ただしい時間。

そのままなんとか埼京線直通のりんかい線で赤羽に出てから宇都宮線経由で大宮。
少し余裕があったのでやっと汗だくのシャツを着替えることができたのはよかった。

そういえば昨年の中澤裕子のバースデーライブもZepp DiverCityで開催され、台風の直撃でずぶぬれになりながら駅まで急いで最終の新幹線に間に合わせた。

どうやらお台場でのライブのときはちょっと前後の余裕を考えないといけないかも…。

来年も8月10日は日曜日。

さてどんな一日になるのでしょうか。