「真夏の方程式」 | MCNP-media cross network premium/RENSA

MCNP-media cross network premium/RENSA

音楽(Music)・映画(Cinema)・小説(Novel)・舞台(Play)…and...

出会いの連鎖-RENSA-を求めて。

メディアの旅人はあなたです。

「真夏の方程式」

 監督:西谷弘
 原作:東野圭吾 脚本:福田靖

 福山雅治 吉高由里子 北村一輝 杏 山崎光 西田尚美
 田中哲司 白竜 永島敏行 塩見三省 風吹ジュン 前田吟

 


実に面白い…ということでもなかったけれど、最後まで飽きずに観ることができました。

実はテレビシリーズの「ガリレオ」は旧作も新作もチェックしているのですが、映画化された「容疑者Xの献身」は結局公開時には未見で、先日オンエアされた地上波でようやく録画したもののまだ観ていなかったり…。

しかも先に韓国版の映画化作品「容疑者X 天才数学者のアリバイ」を観てしまったわけですが、こちらは湯川先生にあたるキャラクターは存在しないのでまったく別物の作品として楽しめました。

映画「真夏の方程式」を観てまず思ったことは、あくまでも映画作品ということで演出上でテレビシリーズを意識されるものは極力排除されている点がよかったなと。
逆にテレビシリーズが好きで見た人だとちょっと重い作品になっているのかなと思いました。

おなじみの決めポーズも相棒の吉高由里子がちょっと真似をするシーンはありますが、湯川先生自身がそんなそぶりを見せるシーンはありません。

また事件解決のヒントに気づいた彼がところ構わず計算式を書きなぐるようなこともなく、冷静な思考の中でひとつの結論を導き出していくのがいいですね。

子供嫌いな湯川がなぜあの子供とだけはアレルギー反応を発することなく接せられたのかなど説明不足の部分もありますし、最終的にはまだ小学生の彼に重い運命を背負わせることを選択した湯川の心情ももう一つ踏み込んでもいいのかなと思いました。

それでも湯川学という人物像のさらにミステリアスな一面も垣間見えたりして、シリーズを観てきたファンにはある程度納得できたのではないでしょうか。

思い切ってテレビシリーズと切り離して岸谷刑事も登場しない作品に仕上げられたら、話題の福山雅治主演の「そして父になる」へとうまく橋渡しができたのかもしれません。


 おすすめ度…★★★★☆ 満足度…★★★★☆


 2013.7.25 MOVIX伊勢崎 シアター7
 ※観客15名位