「臨場 劇場版」
2012.7.27 MOVIX伊勢崎 シアター8
長塚京三!
それに尽きる!
クライマックスの倉石と安永教授の対峙シーン。
文字通り迸る台詞はスクリーンからそのまま唾と一緒に降り注いでくるかのような緊張感に満ちていた。
これが芝居だ!と思った。
あの「ザ・中学教師」(1992)で授業前にグラウンドで「アエイウエオアオ」と一人発声練習をするプロの教師役から20年。
やっぱり長塚京三はプロの役者だと再確認した。
最近では昨年のドラマ「マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~」も印象的だったけれど、けして派手なタイプの役者さんではないだけに、こうして久しぶりにスクリーンで再会するとホッとする。
原作の短編シリーズは読んでいないし、ドラマも断片的にチェックしていた程度で倉石のキャラクターと部下の小坂の立ち位置をなんとなく理解している程度。
通り魔による猟奇殺人で幕を開ける凄惨なオープニングで一気にスクリーンの中の現実に引き込まれる。
最後に刃の犠牲となった少女の死にざまが壮絶で印象に残ったが、その少女が残したメッセージで最後に救われた。
エンドロールで少女を演じていた女優が前田希美だと知って納得した。
以前、舞台「黒椿」でその佇まいに惹かれ、映画「エコエコアザラク -黒井ミサ ファースト・エピソード-」のトークイベントで直接見る機会もあった。
本業はモデルが中心になると思うが今後もチェックしていきたいひとり。
★★★★☆
