「ミッドナイト・イン・パリ」
2012.5.28 MOVIX伊勢崎 シアター10
ウディ・アレンの映画が地方でかかるなんて珍しいと思ったらアカデミー賞絡みだった。
たぶん自分がオンタイムでスクリーンで観たオールタイムの外国映画ナンバー1は「カイロの紫のバラ」(1985)なのだけれど、あの頃はそこそこウディ・アレンの映画を観る機会があった。
婚約者とパリにやってきた小説家志望の脚本家ギルが体験する不思議な夜の出来事をウディ・アレンらしい笑いとペーソスを交えて描くロマンチックコメディ。
久しぶりのウディ・アレン作品だったこともあって相変わらず饒舌にスクリーンから溢れ出す台詞たちを追いかけるのに少し疲れてしまう。
字幕を読むのがちょっと大変に感じるのは、同時に1920年代のパリの社交界を彩る芸術家たちを理解しなくてはいけないからだろう。
そういえばここ数年ウディ・アレンはヨーロッパを舞台に作品を撮っているようだけれど、個人的にはニューヨークのウディ・アレンが好きだな。
裏テーマにあるのはその時代に責任を持つことだったり、現実から逃げ出してはいけないということなのだろうけれど、ウディ・アレン自身が常に何かから逃げ続けているような人なので反面教師的な見方もできる。
主演のオーウェン・ウィルソンは「ナイトミュージアム」のイメージがそのまま重なって楽しいし、まさかのキャシー・ベイツ登場はちょっとうれしかった。
★★★☆☆
