「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

 2012.3.22 MOVIX伊勢崎 シアター3



う~ん…こういう映画は難しい。

今年のアカデミー賞の最優秀作品賞をとれなかったのはわかるし、メリル・ストリープの最優秀主演女優賞も納得できる。

サッチャー首相はリアルタイムで知る最初のイギリスの首相だった。

当然「鉄の女」の呼称は知っていたけれど、何ゆえに「鉄の女」なのかは知らなかったし、実際の政治についてはあまり関心を持っていなかった。

それでも予告編でフォークランド紛争の場面があって、その経緯について再確認できるのかと興味は持った。

映画は老いたサッチャー女史が認知症を抱えながら、亡き夫の幻影を通して自身の政治家としての過去を思い出していくという構成で、ドキュメンタリーの部分として当時の映像も挿入されていく。

しかし、そのドキュメンタリーの部分があまりにも断片的すぎて、サッチャー首相の回顧録にすらなっていない印象を受けた。

もちろん映画が描こうとしているのは晩年のマーガレット・サッチャーなのだけれど、タイトルをあえてそのものズバリの“THE IRON LADY”にしたのであれば、その部分をもっときっちり描いてほしかった。

結局のところドキュメンタリー部分のイギリスの歴史について知らないと面白みに欠けると思うし、メリル・ストリープに興味がなければ予告編で十分かも。

その予告編で「臆病者」と連呼する場面があったけれど、実際の映画ではまったくその字幕は存在しないのも不可思議。

この手の作品にしては珍しく上映時間が105分と短かったので面白そうだと思ったけれど、こういう映画であるならばもう少し厚みを持たせてもよかった、


★★☆☆☆