札幌の “ワンコイン” ラーメンの至宝とも言うべき「赤星」（狸小路7丁目、正式店名は「らーめんサッポロ 赤星」）が8月1日より600円に値上げするとのこと。
看板には大きく「らーめん 五〇〇円」とありますが、ついにこれが外される時が来たようです。
そのラーメンは。。
「醤油らーめん」（と「塩らーめん」が現在ワンコインです）
具はチャーシュー、メンマ、岩のり、麩、ネギ。
以前は「ゆで卵半カット」が乗っていましたが、近年の鳥インフルエンザの時に麩に変わりました。
それを考えるとワンコインとは思えない必要十分な構成でしたね。
透明感があってツルっと食べやすく、のど越しも良い特製麺。
スープは鶏白湯をベースにカツオの出汁で仕上げたもの。あっさりしつつも深いコクを感じます。（ちなみに塩らーめんには “あさり” の出汁を使うというこだわり）
そしてこれが名物トッピング。
無料でカウンターに置いてある「さばにんにく粉」。
後半にスープに投入するのがおすすめ。“味変” が楽しめます。
この「さばにんにく粉」、料理にも使えるので、店で販売もしているほどの人気なんですよ。
こう見ると、今まで500円で作っていたのが驚きです。
何しろ、消費税のアップの時も値段を上げなかったんですから。。
600円になってもコスパの高さは変わりませんね。
札幌のワンコインラーメン店、人気どころではこの数年で「木曜日」が値上げ、「櫻井ラーメン」（手稲に移転）も値上げ。「東京五十番」は税抜ワンコインをキープしつつも実払いは550円。
その他「華龍」は閉店、朝ラーメンでワンコインをやっていた「おお田ラーメン店」は移転して値上げ、「うめきち」は朝営業をやめてしまいました。
そして、ワンコインの大御所として赤星とともに頑張っていた二十四軒の「ふくや」（両店とも店頭に500円の看板を出していました）もしばらく前に550円に上がり、今は700円になってしまいました。
まあ、仕方ないですよね。
それでも赤星は600円と依然良心的です。
これからも贔屓にしたいな。。って思います。