「引退」の話題がメディアを賑わせましたが、自分にとっての残念な引退は、モズカッチャンです。
(2018年札幌記念)
この馬に注目したのは2年前の4月、オークス出走をかけた「フローラステークス(G2)」。
500万条件を勝ったばかりのモズカッチャンは、18頭中の12番人気。
自分もノーマークでした。
ところがレースでは直線内で包まれ、前が塞がる不利がありながら、抜け出すとゴール前一気の差し脚で優勝。
「この馬は相当の根性がある」と思い、次走のオークスでも狙ったところ見事2着。
その後、秋華賞3着を経て古馬相手のエリザベス女王杯で1着!
G1馬にまで登りつめました。
昨年の夏には、札幌記念(3着)に出走、写真撮影もできたのはいい思い出です。
前走の金鯱賞では休み明けの14kg増ということもあり9着に負けましたが、元々休み明けは良くないタイプ、次走の大阪杯(G1)での好走を期待していました。
しかしここに来て浅屈腱炎を発症し、残念ながら引退が決定。
モズカッチャンの特徴は、写真でもわかるようにいつも「ツル首」で、気合たっぷりなこと。
これがこの馬の根性を表しています。
引退は残念ですが、この後は繁殖牝馬としていい子を出してくれることを期待しています。
非サンデー血統なので、ディープインパクトとの配合も楽しみですね。
お疲れ様、モズカッチャン!