会社更生手続き中の消費者金融の武富士が、新たなスポンサー企業の選定を検討していることが分かりました。

スポンサーに決まっていた韓国の同業大手であるA&Pファイナンシャルは事業承継に必要な資金の調達が難航しているため、確保できない可能性もあるためです。

昨秋の経営破綻後に、スポンサー企業を選定した際に興味を示した米投資ファンドや金融機関に改めて打診しているようです。


新スポンサー候補には、米ファンドのローンスターやTPGキャピタルなどが浮上してきました。

破産は回避できるのか?
米投資ファンドのTPGキャピタルが、会社更生手続き中の消費者金融武富士と新たなスポンサー契約の可能性をめぐり交渉していることが明らかになりました。

武富士は韓国の消費者金融A&Pフィナンシャルのもとで再生を図る更生計画を立てていましたが、A&Pが支援に必要な資金をまだ確保していないことが判明したため、再度支援先を模索する動きがでてきています。

このことは複数の業界関係者が明らかにしました。

武富士は今年4月にA&Pフィナンシャルが再生支援のスポンサーをすると発表し、10月には更生計画の認可を東京地方裁判所より得ていました。

事業はA&Pフィナンシャルに引き継がれて、それとは別に更生債権等の弁済をする部分が分割されることになっていました。

ところが先月になって更生計画に掲げられていた会社分割の日程は1か月延長され、12月31日までとなったのです。

しかし、関係者によると、買収資金となる282億円の払い込みがまだされておらず、このままいけば更生計画が暗礁に乗り上げる可能性がでてきました。

更生計画が履行されなければ武富士は破産手続きをとる可能性も考えられます。
経済産業省は2日、三菱東京UFJ系列のローン大手のジャックスに対して割賦販売法に基づく業務改善命令を下しました。

経済産業省によるとジャックスは、今年4月17日にシステム障害が起きた際に、加入指定信用情報端末が利用できなくなったのにも関わらず、その間、一部の個別クレジットの申し込みに対して、割賦販売法で定める個別支払可能見込額調査を実施せずに契約を締結しました。

同省ではこの結果、一部の契約についてに過剰与信防止義務に違反したとしています。

ジャックスでは、経済産業省から行政処分が下ったことについて

「弊社といたしましては、本件を厳粛に受け止め、再びこうした事態を起こすことがないよう改善策を策定し、着実に実行することで、一日も早く信頼を回復できるよう、全役職員が一丸となって取り組んでまいる所存でございます」

と述べています。