こんにちは!
本日は『アトリエぴぐまりおん』の開催日でした🎨
制作した作品は「お習字から始まる!マイネームアート」
自分の名前を墨と筆を使って書き、擦り出しの手法などで模様をつけ、そこからアート作品へと発展させていきます。
これまで他のお教室でも何度か実施してきたプログラムで概ね好評だった作品なのですが、今日は私のその考えを覆させられる事件(?)がありました。

まずは参加者さんの、アートに変身した素敵なお名前をご覧下さい🎵


漢字とひらがなの混ざった、日本語のほのぼのとした雰囲気が伝わる字体🍵
網目模様がたてよこ様々な方向に伸びているのも面白いポイントです!
あれ?一文字裏返しになっていますよっ😲
紙の材質を活かしたナイスアイデア!!
本名を秘密にする作戦か⁉️(笑)


お名前が全てローマ字で表記されています!
ひとつひとつがキラキラふわふわとしていて、まるでシャボン玉のようです🎀
所々、墨の上に擦り出した模様が浮かんでいて、お習字だけでは表現できない筆跡に仕上がっています👍


墨の良さを最大限に活かした、まさに「お習字から始まる!」一枚🎶
擦り出しもでこぼこ色々な面を使って、白い紙にとても映えています😊

このプログラムは、実はこの後お名前の文字をひとつずつ切り離して、再度、色画用紙の上で構成を考えて完成となるのですが、"はるく"君は「切りたくない!」と…
私はてっきり「作業に疲れてしまったのかな?」と思っていたのですが、そうではなく墨の細い線の部分が『隠し文字』になっていることを教えてくれました❗
名字や漢字バージョンでお名前を書いていたとのこと‼️

確かに"はるく"君はとても熱心に墨で何かを書いていたのですが、どんな考えがあったのかまでは私は気付くことが出来ませんでした。

私の造形教室ではプログラムの基本的な手順はありますが、今回の"はるく"君のように「切りたくない!」という気持ちがある場合はそれを尊重するよう心がけています。
美術の授業と違って評価するために作品を作っているわけではないので、参加者さん各々の気持ちを活かした作品を完成させたいと考えています。

隠し文字を作ったり、紙を裏返しにしてみたり、参加者さんは私には思い付かないアイデアを沢山持っていらっしゃいます。
私が提供するプログラムが全て正解とは限りません。
参加者さんの反応や完成作品から、手順や材料の変更をしたり、次の作品のヒントを頂いたり、私も常に勉強しながら造形教室を運営しています。

今日の『アトリエぴぐまりおん』は、まさにその"原点"を改めて思い出させて頂いた素敵な時間になりました😌
これからも参加者さんの様々な力に気付いて、「作ることが楽しい!」と思って頂けるようなお教室を目指します🌟


※講師作品

白瀬綾乃