親友の雅人がヤクザの街金にハメられて
作った借金1200万
家族構成もおさえられヤクの運び屋になるか
1200万を返済するか。
道郎は借金返済を選択
返済期限は一週間
猶予は無いし素人が完璧な偽札は作れない
パソコンや機械に詳しい道郎のアイデアで
人ではなく機会を相手にした
二人の偽札造りが始まる
奪取は確か15年ほど前に読んだ本です
当時は早く先が読みたくて
止まらなかった記憶があります
手始めに銀行のATMを襲撃し
紙幣選別機を手に入れ
スキャナーで読取り
パソコンのプリンターで印刷
色合い、すかし、手触り、インク
一つひとつクリアしながら試行錯誤し
なんとか選別機を
パスできるものを完成させる
銀行の両替機で偽札を投入し
本物の紙幣に変える作戦
両替機の中に入っている現金にも限りがあり
一度に大量に両替はできない
行員に補充されてしまうと
投入した偽札がばれてしまう
そこで9つの支店をまわる計画をたて
実行するのですが
2つ目の支店で前歯のかけた60代と思しき
貧相なじぃさんに声をかけられる
さらに次の支店ではじぃさんに体当たりされ
兄ちゃん途中でドジるんじゃねえよと
何故か応援?されてしまう
そして両替を完了し部屋へ戻ると
閉めたはずの鍵が開いている
パソコンデスクの前の椅子に
じぃさんが腰かけており
「よぉお帰り」と迎えられる場面は苦笑い
じぃさんのキャラクターがいい味出してます
道郎をヤクザから救出し
助言し面倒をみてくれる
じぃさんのくせに俊敏で機転がきく
このじぃさんこそ次の偽札作りの指南役で
じぃさんの勤め先である社長の娘
中学生の幸緒と共に
さらに高性能スキャナーや印刷機
紙の生成など技術力も高め
さらなる偽札作りに挑んで行きます
完璧な偽札を
造り上げる事ができれば完全犯罪
でも途中で捕まれば国家に楯突いた重罪犯
紙幣はその国の印刷技術の粋を集めた
最高の印刷物なんですね
きっかけは借金返済の為だったのが
名前を変え、顔も変え
いつしか本物と寸分違わない札を造る事に
執念を燃やす道郎
ヤクザとの絡みもドロドロしたものではなく
軽快でテンポよく進展していく
ストーリーが好きです
印刷の記述は再読でも難しく
これは映像の方が入りやすいかなと
思ったりしました
またインターネットが今より
身近ではなかった頃の話で
街の監視カメラもあまり無い時代だったし
最後に大芝居打つ場面も
現代では合わないとは思います
変わらなかったのは読み進めている途中
何度もお札を手に取り眺めたりした事と
最後の最後に残念ながら
仲間に持ち逃げされスッカラカンになり
こまでの経緯を小説にしようとする
場面についてるオチが
再読でも微妙…と思った事でした
その後の道郎がどうなったのか…
