最近、保乃やこばといることが多く、あかねんと
もよく話す。


理佐との開いてしまった距離に自分からいけない
情けなさと理佐から来てくれない不満が積もる
今日この頃


「はぁー」


沈んだ気持ちからため息が出る


「友梨奈ちゃん?大丈夫?」


「保乃…全然大丈夫だよ!」


保乃に気を遣わせる訳にはいかないと猫背な背中
を少しシャキッと正す


「怒涛の忙しさも一息ついたね」


「そうだね、ハードなスケジュールだったもんね」


「友梨奈ちゃんとゆっくり遊びたいなー」


「保乃の部屋とか遊び行きたい」


「いいねー!なんならお泊まりする?」


「えっ!行きたい!」


「保乃の部屋泊まり行きたい!」


「おいでおいでー」


思わず出てしまった大きめな声


理佐聞こえたよね?と理佐の方見るとふーちゃんと
楽しそうに話してるだけだった


明るくなった気持ちと正した姿勢がまた下に沈む


「ふふっ」


ふいに保乃に笑われた


「何笑い?」


「可愛いなと思って。
   理佐さんに嫉妬させたいんでしょ?」


「いや、そういうんじゃ…」


「ほんとにー?」


「ごめん。保乃やっぱり泊まり行けない」


と伝えると


「うん!普通に遊びにいこー」


という保乃は後輩だけどやはり年上でさりげなく
気を回してくれるところ好きだなと思う


「それは絶対行く!ちょっと理佐の所いってくる」


やさしく頷く保乃から離れ


今日お泊まりするって嘘ついたら止めてくれるかな


なんて淡い期待を胸に理佐の元へ向かう


「理佐」


ふーちゃんを見て楽しく笑う理佐に声をかける


「平手、どした?」


「今日、保乃の部屋泊まりに行ってもいい?」


「あーいいよ、迷惑かけないようにね」


さっきまで抱いていた期待が初めから無かったみたいに簡単に壊された感じがした


「いやいやいや理佐!そこは違うでしょ!」


「急におっきな声出さないでよふーちゃん笑」


「ここは理佐がこう、バッ!って」


「なに、バッ!って笑」


「だからバッっとしてガバって」


「私より擬音すごいよ?笑」


私をよそにふーちゃんと話してることにイライラが
止まらなくなって


少し強めに名前を呼んでも


「あ、ごめん!着替え取りに1回戻るよね?」


なんて止める気なんて全然なくて


「もういい」


「え?」


「もういい!!ふーちゃんの言う通りここは理佐が
   ガバって来るところじゃん!!」


「んんん?」


「理佐なんて知らない!」


私は楽屋を飛び出した


しばらくすると追いかけてきた理佐に
平手と呼ばれた


「理佐は私が他の子の部屋に行っても
   平気なんだね」


返事の代わりに嫌味をぶつける


「私以外の人といた方が楽しそうだし」


「理佐のばか」


私の文句が終わると理佐が口を開く


「私さ平手が笑顔なら笑顔になるの。平手が幸せ
   なら私も幸せなの。それに平手が私の事大好きな
   の知ってるからさ」


先程までと異なり少し寂しそうな顔をする


理佐の事だから私の幸せは自分と一緒にいることなのだろうかと考えたのだろう


私も同じように考えている時がある


でも理佐が好きだから不安より何より傍にいたいって思うんだ


だから理佐が私の幸せに理佐自信を入れないことに腹を立てて


それを上手く伝えられない自分とただ愛を示す
事しか出来ない自分の幼さにも腹を立てて


色んな感情湧き上がり黒くなって爆発して楽屋を
飛び出してしまった


「自意識過剰…」


「ふーん、じゃあ平手私の事嫌いなんだ」


「そうやって意地悪するのは嫌い」


もう、いろいろ考えるのはやめた


理佐に愛を示すことしか出来なくてもそれでいい


「私は平手の全部が好きだよ。周りの子との距離
   に妬いてしまうほどに」


余裕な彼女には追いつけないし歳の差なんて
永遠に埋まらないけど


幼稚でも私なりの方法で理佐の傍にいたい


「嫉妬してくれたの?」


「うん。みんなの前でキスして牽制しようかなと
   考えるくらい、、」


「じゃあ気持ち抑えて放置しないで!寂しいから
   私の1番の幸せは理佐といる時だから!」


だから素直になるんだ理佐がいるから幸せなんだと


「可愛いなもう、わかったよ。」


「それと今日ずっと苗字呼びなのやだ」


少しは柄にもない事をまぜながら


「いや、可愛すぎ」


「理佐のせいだもん」


「友梨奈、お泊まり行っちゃダメだよ?可愛い
   友梨奈見ていいの私だけだからね?」


「うん」


「愛してるよ、友梨奈」


「余裕なのムカつく…」


やっぱり余裕を見せる理佐に戸惑っているとふいに
唇が重なった


「なっ、ちょっと理佐」


「楽屋戻るよ!ん!」


差し出された手をしっかり握って
「今日、理佐の部屋行っていっぱい甘えてやる」
と言うと


理佐は嬉しそうに笑った

















































おわり。