昨日26日(月)本日27日(火)雨☂が降ったりやんだりで寒い🥶一日。
こちらはそれほどでもありませんが、関東地方では雪⛄が降ったり、東京などでは台風並みの突風により数々の被害が出ているようです。
そんなわけで、昨日も今日も晴れ間を見つけてウォーキングした以外は外に出ておりま・・・あーっ! うっかりしてました。昼食は外食で「そば」を食べに行ってた! 早くも、物忘れかい!(笑)


 

で、今日は先日GEOで借りてきて、昨日26日(月)に見た映画「素晴らしき哉、人生!」のレビューを!
ずっと見たかった映画。

1946年のアメリカ合衆国のファンタジードラマ映画。監督はフランク・キャプラ。もちろんモノクロです。
同名のタイトルである、2016年「素晴らしきかな、人生」ではありません。

 

1998年にAFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が選出した「アメリカ映画ベスト100」11位。(ちなみに1位は「市民ケーン」、2位は「カサブランカ」)
2006年にAFIが選出した「感動の映画ベスト100」1位!

アメリカでは不朽の名作として毎年末にTV放映されることから、それまでフランク・キャプラを知らなかった若い世代から再評価され、今ではクリスマスにこの映画が流れるのは定番となり、アメリカで最も親しまれた作品としてよく知られる映画。



 

〈内容〉
ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュワート)1945年クリスマスイブの夜、人生に絶望し自ら命を絶とうとしていました。
それを天国から見ていた天使たち。天使たちは2級天使であるクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)を呼びつけ、ジョージを救うよう命じます。救うことができたら、200年を持たない2級天使クラレンスを与えてくれるというのです。
ジョージを救う準備のために、天使たちはクラレンスジョージのこれまでの人生を見せるのです。

ジョージは12歳の時、弟のハリー(トッド・カーンズ)を助けるために寒い冬の川へ飛び込み左の聴覚を失います。
薬剤師ガウアー(H・B・ワーナー)の店で手伝いをしていたジョージは、ガウアーの薬の配合ミスに気づき、彼の失敗を未然に防ぎます。


 

ジョージは町で小さな住宅金融会社を経営し、貧しい人々のために働いていました。は会社をジョージに継いでほしいと願っていましたが、ジョージにはこの小さな町を出て世界中をして、大学に進学して、都市計画に関わる建築家として大きな仕事に携わっり大金を稼ぐがあったのでした。

高校を卒業し、大学進学を控えていたジョージは、卒業記念パーティで友人の妹のメアリー・ハッチ(ドナ・リード)を紹介され、すぐに仲良くなります。メアリージョージに想いを寄せますが、ジョージは自分のの実現のことで頭が一杯でした。

 

いよいよに出ようとした夜、が急病で倒れ、まもなく死んでしまいます。
そして「この時がチャンス!」とこの町を牛耳っていた金持ちのポッター(ライオネル・バリモア)の会社を潰そうとします。
結局、ジョージ大学進学も諦めて、自分に使うはずだった学費の大学の学費にあて、が卒業して帰ってきた時に家業を継いでもらおうと考え、それまでの間自分がの会社を続けることを決意します。

しかし、大学を卒業して戻ってきたハリーは結婚していて、妻の父が経営するガラス工場で働くことになったため、またもジョージは絶たれてしまうのでした。

失望していたジョージでしたが、進学先のニューヨークから戻ってきていたメアリーと再会します。メアリージョージを愛し続けていました。そしてジョージメアリーと結婚するのです。

 

しかし、いざハネムーンへ旅立つというときに、恐慌が起こり、ジョージの会社にも取付さわぎが起こります。

 

ジョージメアリーハネムーンの費用として持っていた2000ドルを無利子無催促無証書で皆に少しずつ貸し与え、取り付け騒ぎを収めたのでした。

 

2人はあばら屋リフォームしながら新婚生活を始め、4人の子供にも恵まれて貧しいながらも幸せな生活を送るようになります。ジョージは貧しい人々のために宅地開発を行い、安価な住宅を提供する仕事を進め人々の信頼を得ていきます。一方、法外な家賃を取っていたポッターの借家からは人がいなくなり、危機感を募らせたポッタージョージを高額の金で懐柔しようとします。しかし、ジョージはこの提案を強く断ります。

やがて第二次世界大戦が始まり、ジョージは耳の障害で徴兵を免除されますが、ハリーは海軍のパイロットとして活躍し、名誉勲章を受けます。ジョージの周りもお祝いムードで大騒ぎになります。
しかし、その最中、ジョージの右腕として働いていた叔父ビリー(トーマス・ミッチェル)が、あろうことか会社の金8000ドル紛失してしまいます。この日は会社の監査があり、この8000ドルがないと会社が潰れてしまいます。ビリージョージは必死に金を探しますが見つかりません。悔しいけれど仕方なくポッターに資金援助を申し出ますが、冷たくあしらわれてしまうのでした。

 

絶望的な気持ちで帰宅すると、メアリーと子供たちは楽しそうにクリスマスの準備をしています。ジョージは家族に八つ当たりをして家を出ると酒場で酒をあおり、ついに自分に掛けている保険金で弁済するとを目的に自殺ようとします。


その時! ジョージの目の前で老人が川に飛び込みます。ジョージは飛び込んでその老人を助ける羽目になってしまいます。この老人こそ二級天使クラレンスでした。ジョージ自殺を止めるためにクラレンスは自ら飛び込んだのでした。

 

「自分は死ぬしかない」「自分が生まれてこなければよかった」と語るジョージに対し、クラレンスは敢えて「ではその通りにしよう」と言い、望み通りにジョージが生まれてなかった幻の世界に連れていきます。そこはジョージは存在しません。

その世界では、ハリーは川でおぼれ9歳で死亡薬剤師カヴァーは患者に劇薬を与えてしまい刑務所へ。ポッターによって開発されたは、けばけばしいネオンが光り、人々がみな荒んだ心で暮らし、知人や友人だった人々は誰もジョージのことを知りません。ジョージ住宅ローン会社はとうの昔に廃業し、我が家廃屋、そしてメアリー独身のまま、寂しく年を重ねていました。もちろん彼女もジョージのことなど知りません。

 

「自分の人生が素晴らしいものだった」ことに気づいたジョージは、「全てを元に戻してほしい」「生き直したい」と、心から神に祈ります。その願いは叶えられ、世界は元に戻ります。ジョージ大喜び我が家へ帰ります。

 

一方、メアリーは町の人々に夫の窮状を伝えて助けを求めていました。

町の人々は世話になったジョージの家に次々と集まってお金を寄付します。

 

必要だった8000ドルを大きく上回る額が集まり、ジョージメアリー幸福をかみしめながら人々と共に「蛍の光」大合唱!するのでした。
 

寄付されたお金の中に紛れて、友あるものは敗者ではない。翼をありがとう。 クラレンス”と書かれたクラレンス愛読書『トムソーヤの冒険』がありました。

その時、天使をもらった時に鳴ると言われているベルの音が鳴り響きます。それは、クラレンスを与えられたことを知らせる、ジョージ家のツリーのベルの音でした。

 

〈感想〉
久しぶりに、本当にいい映画に出会った。

「この映画に出会えてよかった」の一言に尽きます!

元の世界に戻ったジョージどん底まで堕ちて、その後にさらに最悪な世界を見てそこから戻ってきただけなので、事態は何も好転していたわけではなかったけれど、彼の胸の中は幸せでいっぱいでした。また愛する妻と子供達に会える!

 

結果的には彼が今までに貧しい人達に尽力したおかげで、彼に「恩」を感じていた人たちの善意によって最大のピンチを乗り切ることができます。

最後は誰もが幸せな表情。「蛍の光」大合唱! 大感動!!!

時にこの世は残酷で、人の為に尽くした事となったり、予期しない悲劇に見舞われたりもします。
しかし、自分ではなく幸せの為に行動したことが、いつか自分の身を助けてくれることもある。

天使ひとりの人生は、その他大勢の人生に影響を与える。ひとりいないだけで世界は一変する」というセリフ

どんな人間でも、たくさんの誰かの人生に影響与え、自分の何気ない行動が誰か未来を変えているのだということ…
だからこそ「幸せは人の為に生きる事の中にあるのだ」とこの映画は訴えます。

 

生きることに悩み挫けそうになっても、「生きていればきっと頑張っただけの良いことがある」と勇気づけてくれる価値ある映画で、フランク・キャプラ監督の人間愛心から感動…

タイトル「素晴らしき哉、人生!」のとおり、人生(人として生きること)素晴らしいことだと教えてくれる映画。

ほんとにほんとに、素晴らしかった!
 

もしも、まだ見たことがない!という人がいたら、是非是非、見ることを「お勧め」したい1本です!