昨日27日(火)今日28日(水)も、曇り☁ 昨日はほんの少し☂もパラついた。涼しくて過しやすい。
そういえば、昨日は安倍元総理国葬だった。
個人的には国葬という形式には反対だが、彼だからこそ、なしえた功績も多かった総理だったため、それなりのお見送りは、すべきだったと思う。弔問外交などは、必要なかったと思う。
菅元総理弔辞は、戦友であり尊敬の念が感じられる思いのこもったものだった。

昨日27日(火)は、そんな国葬を伝えるテレビ番組を見た後に、「クレイマークレイマー」を見た。

1979年公開のアメリカ映画で、1980年第52回アカデミー賞作品賞と1979年第37回ゴールデングローブ賞受賞作品。
原題は「クレイマー(原告)対クレイマー(被告)の裁判」の意で同じ名前の人が争う裁判、つまり離婚裁判を題材にした物語。
有名な映画であり、多くの人は見たことがあるだろうが、私は見たことがなかった。
主演はテッド(ダスティン・ホフマン)で、他に妻のジョアンナ(メリル・ストリーブ)、息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)などが出演している。

仕事人間の男テッドがその日も夜遅く帰宅すると、荷物をまとめた妻ジョアンナが、この家を出ると彼を待ち受けていた。
本気にしなかったテッドだったが、妻は本当に息子ビリー置いて出ていった。ビリーとニ人残されたテッドは、失意のなか家事に育児に奮闘することになる。
 

最初は距離があった父と息子だったが、一緒に生活するなかで失敗やケンカを乗り越え、だんだんと心が通じ合い二人で助け合って暮らしていくようになる。


テッドビリーの間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナテッドの前に現れ、二人はビリー親権をめぐり裁判で争うことになるのだった・・・

ビリーと二人になってしまい、日々を過ごすうちにお互い距離が近づき愛情が大きくなっていく。
フレンチトーストを作るシーン。

自転車に乗れるようになるシーン。


ひとつひとつのシーンが、かけがえのない大切な時間・・・
そして、「親子で」成長していくものなのだということを教えてくれる映画だった。

 

ジョアンナが居なくなって初めて自分自身が、いかに妻に支えられ仕事をして来たのかをテッドが理解するシーン。


「ぼくのせいでママは出て行ったの?」という息子の問いに、「自分が悪かったのだ」テッドが答えるシーン。

 

ジョアンナが、今まで家庭を顧みる事の無かった元夫の頑張りを、ガラス越しに見ているシーン。

 

ラストでジョアンナが裁判後に下した、苦渋の決断・・・
悲しさは残ったが、少しだけ希望を感じた・・・

大人の事情に子供が巻き込まれてしまうのはとても悲しい

どこの家庭でも起こり得るストーリーだが、それがしっかりとリアルに描かれた名作だった。