今週に入り、山形・新潟・富山・石川・福井が次々と豪雨に見舞われた。
福井県では特に勝山市と南越前町今庄の被害が甚大。
勝山市では、4日(木)の豪雨で、川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、一夜明けた5日(金)、各地で復旧作業が行われた。同時に被害の深刻さも明らかになってきた。
4つの河川が氾濫。土砂崩れにより、市内の道路最大10路線が通行止めになるなど甚大な被害が発生。
南越前町今庄では、5日(金)24時間に雨量が県内の観測史上最多という、これまでに経験したことのない雨が降った。
川の氾濫によって複数の集落が浸水し、自衛隊による救助活動が行われている。
交通機関にも影響が出ている。
JR北陸本線の敦賀駅ー武生駅間と、特急サンダーバードとしらさぎが8月9日まで終日運休する。
越美北線と小浜線の敦賀ー小浜線は6日は終日運休。
JR北陸本線 今庄駅
北陸自動車道は、敦賀ー今庄インター間で、現在上下線とも通行止め。
国道8号線は、越前市ー敦賀市の区間、国道365号線も、敦賀市から南越前町の区間で全面通行止め。
県内の一部には現在、「大雨警報」や「洪水注意報」が出ているほか、南越前町、敦賀市には「土砂災害警戒情報」が出ている。
南越前町、敦賀市付近では、今朝早く1時間に約80ミリの猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が出された。現在、勝山市全域と南越前町のいくつかの地域が「警戒レベル4」となっている。
福井県は嶺北地方と嶺南地方が、完全に分断されてしまったのだ。
大阪や名古屋方面から北陸の方へ行こうと思っても、JRでも車でも敦賀までしか行けない!!
嶺北地方と嶺南地方が、完全に分断されたのは2018年2月の豪雪以来だ。
冬に分断されることはあっても、夏に分断されたことはこれまで記憶が無い。
豪雨災害は2004年(平成16年)7月に、福井豪雨があった。
旧美山町・旧清水町・旧今立町中心に、建物の全壊・半壊、浸水被害が出た。
2004年福井豪雨
この時、ボランティアへ行って、土砂を家屋から掻き出す作業をしたが、暑い中でマスクをして(埃や匂いがひどい)行なう作業はとてもきつかった。
映像で見るだけでは、本当の悲惨さや大変さはどうしてもわからない。被災された地域の方々は、本当にお気の毒だと思う。
私の所は、鳴り響く雷と豪雨で怖かったが、どうにか助かった。
しかし、あと少しで危ないところだった。