【メニュー】
アヒポキ丼
ティラミス
アヒポキ丼、久しぶりに作った♪ マグロとアボガドを切って、醤油とごま油で和えるだけ。
ちょ～簡単で美味しい、ハワイ料理です。
ティラミスは、チビさんが失敗しちゃったスポンジをリメイク。
美味しいわ～♪
最近、兄と両親の間でちょっとしたもめごとがありまして。
私たちは、割と厳しく躾けられてきて…って言っても、マナーとか学歴がどうのとかではないんだけど、親から見ても世間的にも『普通に良い子』に育てられたというか…。
頑固で見栄っ張りで怒りっぽい父親には何も言えずに萎縮してばかりで、母親はカバーしてくれたけれども、結局は「お父さんに怒られないようにしなさい」と、私達にとても厳しかったのです。
私は３人兄妹の真ん中で、割と自由に過ごして来ましたが、兄や妹は本当に窮屈な思いをしてきたみたです。
妹は、小さい頃から良く怒られていました。兄と私が割と器用なタイプだったのに、妹は不器用で、「なんであなたはできないの！」っていつも理不尽な怒られ方をしていました。
兄は、やれば何でもできるし、人間関係も上手にこなしてて凄いなーって、いつも思っていたけれど…どうやら小さい頃は、大人が大嫌いで、心の中ではいつも反抗していたらしいです。
やればできることをわざとやらなかったり、ちょっと風変わりな所があったのはそのせいか…（＾＾；
でも、その風変わりな兄も、立派に大人になって、良い人と結婚して、自分で事業を起こして、数年前から２世帯で同居してくれて、本当に兄夫婦には感謝の気持ちしかないです。
ところが、最近になって、兄がリーダー育成のセミナーを受講しはじめまして、その中で、周りへの感謝とか自分の真相心理を理解して相手を受け入れるとか、そういう精神面的なカリキュラムがあったらしいのです。
で、兄が今、息子との関係がイマイチしっくり来ていないと感じているのは、自分が小さい頃の父親との関係と同じなんじゃないか、と思ったんだそうです。
子供のためと思ってやってきたことは、実はただの押しつけだったのかもしれない。自分が嫌だと思っていたことを実際に自分の息子にもやってしまっていたのか？
そして、自分が今でも父親に対して、一歩距離を置いている事は良くないのではないか？
今からでも、腹を割って話せる親子になれば一緒に暮らしてても楽しいし、自分と息子の関係ももっと良くなるかも知れない。
そう思って、まずは母親にそのことを話したらしいのです。
兄的には、もっと良い関係を築きたいと、思い切って行動に起こしたわけだけども…
母親は大反対。
「今更、親子の関係がどうのこうのと言われても…。今は今でそれなりに良い感じでやってるんだから、波風立てないでちょうだい。」
と。
話しても話しても、なかなか分かってくれないから、だんだんとお互いにヒートアップしてきて、
「今のままじゃ、お父さんやお母さんが死んでも、僕は悲しくないよ。それでも良いの？」
と言ってしまったらしい。
母親は、それがショックで、兄がその言葉を口にしてしまった背景とかは全く考えられず、
「息子に、私が死んでも悲しくないと言われた…」
とそればっかり。
兄は、その後、話してもダメならばと、手紙を書いたとのこと。
「死んでも悲しくないと言ったのは、言いすぎだった。ごめんなさい。でも、自分としては、子供の頃からのわだかまりをなくして、もっと良い親子になりたくてしたことだ。」
と。
だけど…母親も父親も、わかってくれなかった。
その後は、お互い、何事もなかったかのように振る舞い、結局は元通りの、表面上はそれなりに上手くやっている家族になっているみたいです。
親子って何だろう？
私も、小さい頃から親にずっと遠慮して接してきて、今でも一歩距離を置いていて、だからこそそれなりに上手くやっていけてるような気はするけども…。
って事は、自分の息子たちも、私に対して、腹を割って話せる親子関係じゃないと感じているんだろうなと思うと、それはそれでとても悲しい事だと思うんです。
だけど、別に腹を割らなくったって、親子は親子に変わりなく、私は子供たちの事をずっと好きで、ずっと応援していて、息子たちもそれを何となくわかってくれていればそれで良いのかも知れない。
はっきり言ってしまえば、親は子供を巣立たせるための存在であって、上手いこと巣立って自分で生きていけるようになれば、それで役目はおしまい。
親子だからなんでも分かりあえるってのは…あくまでも理想なのかも。
特に、うちの家系は、分からないけど分かった風を装って仲良くする家系なんだろうな。
今のところ両親とも元気だけど、この先、本当に弱ってしまった時、心から私たちを頼ってくれるんだろうか？ そうなった時、自分たちが小さい頃全面的に親を頼っていたような、本当の親子関係に戻れるのかな？
意地を張ったまま死なないで欲しいよー。