オムハヤシ | くまま魔の食卓

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我が家の食卓は、怖いよ

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オムハヤシ
自家製ピクルス
 
自家製とか偉そうに書きましたが、簡単酢ってやつにつけただけ(^^; パプリカが凄い美味しかった♪ 小熊たちも食べてましたよ。
 
 
 
先日、妹とご飯食べに行った時、珍しく妹がしょげていて、
「年末に実家に帰った時、例のごとくお母さんがお父さんの愚痴をこぼしていて、最初は、うんうん、って聞いてるんだけど、そのうち、それってお母さんの方が間違ってない?的なことを言ってしまって、結局お母さんと気まずくなってさ…。私って、相談に乗ってあげるつもりが逆に悩みを増やしちゃってるって言うか…。」
と。
 
「だいたいいつもそうなっちゃうんだけど、今回はなんだか気持ちが盛り上がっちゃって、
お母さんは私が小さい頃、こんな意地悪なことした、とか、言わなくても良い事まで言っちゃって、お母さんしょんぼりしちゃうし、私もそんな自分が嫌になって、悲しくなった。」
 
そして、
「こんなにキツイ娘は嫌だな…」
とお母さんに嫌われちゃったんじゃないか?とすごい気にしていました。
 
妹は、聞き流すって事ができない性分。
自分が違うと思ったら言ってしまう。別に、自分と意見が違うからってそれをいちいち言う必要ないし、愚痴なんて、そーか、そーか、なるほどね、って聞いてあげれば良い事だってわかっているのに、ついつい…。
 
相談を持ちかけられたら、こうしたら良いんじゃない?それは違うんじゃない?とアドバイスをしてあげなくちゃ、って気持ちもあるみたい。
 
だから、ただの愚痴にも真剣に対応しちゃう結果、墓穴を掘る…(^^;
 
ある意味、人情深い人なんです。
 
だから、今回の事も、私がお母さんの立場だったらと考えて、
お母さんが妹の事を嫌いになるなんてこと、絶対にないよ。
逆に、妹が後で悪いこと言っちゃったなって気にしてるって事は、お母さんにとって嬉しいことに違いない。
 
と伝えると、妹はちょっと安心したようでした。
 
後日、母親に、妹が気にしていた事を伝えると、予想通り、
「あの子もキツイところあるけど、腹を割っていろいろ話せて良かったなと思ってるよ。」
との事。
 
そう、親子ってそういうものなんです!!
 
 
とか言いながら、私が最近思っているのは、親が子を思う気持ちと、子が親を思う気持ちって温度差があるんじゃないかな?って事。
 
母親は、自分が産んだ子供の事を嫌いになるわけがない。何を言われようと、どんな悪さをしようと、嫌いになんてなれない。からみづらいなと思ったりすることはもちろんあるけれど、だけど、心では絶対に子供を応援してる。
 
だけど、子供にとって親は、小さい頃は空気のような存在で、思春期の頃はただ口うるさいだけで、別に居ても居なくても良い存在なんだろうなと。
確かに、私が親を大切に思うようになったのは最近のような気がします。
学生の頃はもちろん、一人暮らしで家を出た時も、結婚する時も、親の気持ちとかあまり考えなかった。
 
だから、ここ数年、チビが私に冷たいのも、
大きくなって改めてお母さんと言う人間を見てみたら、自分とは合わない人間だった。
だから、口もききたくないし、早く家を出たい。
って思ってるんだろうなと。
 
若かりし頃の自分と重ねてみると…やむを得ない事なんだろうな。
 
でも、私は女性だから、出産をして自分が親になってみて、母親の気持ちに気づいたわけだけども、ちびは男だし、親になるかどうかもわからないし、一生このまま、自分とは合わない人って事で距離をおかれちゃうのかな?
と、内心ビビっているんです。
 
だけど、妹も独身で、小さい頃かなり厳しく育てられて、母親に対する不満がいまだにたくさんあるみたいだけども…でも、優しく愚痴を聞いてあげれなかったとしょげてるのを見たら、やっぱり子供にとっても親って存在は特別なんだよね、と改めて思って、チビも、そのうち、いつかは普通に話てくれる息子に戻ってくれるに違いないと思ったんでした。
 
私にとっても、ちょっと安心した一件でした。