ビジネスシーンでは、自分の意見をハッキリいうことが必要な場面も多く出てきます。でも、日本の社会ではあまりに「ピシッ!」といいすぎると、不快に思われることもあります。ですから、カドを立てずに主張するノウハウが必要です。
たとえば、自分の意見をいう前に「○○さんのお話はこういうことですね、確かにそういう考え方もあると思います。でも、私の意見も聞いていただけますか?」というふうにいってみてはどうでしょうか?
こうしたステップを踏むことで、「前の人の意見をちゃんと聞いていた」ことを周囲に示すことができ、「そのうえで何か主張したいことがあるんだな」と、あなたの意見に対して聞く耳を持ってもらえます。
もちろん、主張の裏づけとなる資料などを、あらかじめしっかり準備しておくことが最低条件です。
●意見を主張するときは、こんなふうに・・
・○○さんのお話は、確かにもっともです。でも、私はこう思います。
・こういう考え方もできないでしょうか?
・確かにそういう面もありますが…。
●意見を主張するときの注意点
・他人の意見を否定したり、批判しないこと
→どんな意見も、よりよい結論にたどり着くためのステップです。
建設的な態度で主張しましょう。
・自分の意見が否定されても、感情的にならないこと
・あらかじめ裏づけになる資料を用意しておくこと
・「結論」→「理由」→「裏づけ」→「まとめ」の順で主張すること
→結論を先出しすることが大切です。
・ほかの人の発言の途中に割り込まないこと