オフィスの机の整理整頓。
これはもう、ビジネス常識の基本中の基本です。
ある研究によれば、オフィスにいる人は、勤務時間のうち毎日1時間程度を何かを探すことに充てているそうです。
これには、机の上だけでなく、パソコンの中で「どの階層にあのファイルがあったかな?」などと考えている時間を含みます。
整理整頓をするということは、その時間を減らし、その分を業務に充てられるということです。
無駄な時間がなくなり、仕事を効率的に進められます。
また、すっと必要なものが出てくることで、頭の中で「あれはどこにあったっけ?」などと考える必要もなくなり、集中力もアップできるのです。
さらにいえば、オフィスの机というのは、あなたのものでありながらみんなの共有の場でもあります。
たとえば、あなたが体調を壊して会社を休んだときに、周囲の人にフォローを頼んだとしましょう。
そのときに、資料がどこにあるのかを指示できなければ話は進みません。
「え~っと、どこにあったかな…」などと迷っているようでは、自分の仕事を誰かに任せるのは到底無理な話です。
「右の3段目の引き出しの奥から2番目」くらい明確に指示できると、同僚に迷惑もかからないし、気持ちよくフォローしてもらえます。
自分はもちろん、周囲の人にもすぐわかるような整理整頓が、仕事を円滑に進めてくれるのです。