多くの会社はピラミッド型の組織です。
下の立場の人は、上の立場の人には敬意を持って接しなければいけません。
でも、それはなぜでしょうか?
ひとつの答えとして、上司や先輩が新人にはない経験や知識を持っているからという点をあげることができます。彼らの知識や経験は、給料(お金)を稼ぎながら培ってきた、プロとしてのスキルです。
経験の乏しい新人が、先輩や上司に敬意を持って接するのは当然のビジネス常識なのです。
にもかかわらず、親近感を出すためにあえて目上の人や取引相手にくだけた言葉遣いをする人が多くいます。
でも、特に年輩の人の中には、こういう言葉遣いをされると、彼らの培ってきたスキルに敬意を払われていないと感じて気分を害する人がたくさんいます。
どんな状況でも、ビジネスには上下関係があるという基本を忘れないようにしましょう。
たとえ外資系企業などで、社内ではくだけた会話をしているとしても、社外の人にまで同じ調子で対応していたのでは、恥ずかしいことですし、相手に不快感を抱かせてしまいます。
こういう間違った話し言葉は、基本的にNGです。
●組織の中での自分のポジションを確認しよう
ピラミッドの上部は、組織全体への大きな指示を行う経営陣。
中間は、個別の事業の指示を行う中間管理職。
一般社員は、それらの事業を実際に行う実行部隊です。