先日、たまたまテレビをつけたら
林修先生のインタビュー番組をやっていました。
ゲストはあの米津玄師さん。
あまり話している姿を見たことがありません。
彼はその楽曲の一部しか知らない私にとって謎めいた印象のある人でしたが、
このインタビューで、その人となりが少しわかったような気がしました(^^)
米津玄師さんと言えば、子供たち(Foorin)が歌う「パプリカ」が有名ですが、
私にとって印象が強かったのは「Lemon」です。
2018年の1月から3月まで放送されたTBS系のTVドラマ「アンナチュラル」の主題歌でした。
石原さとみさん主演(法医解剖医役)のこのドラマは「死」を扱った、それほど”楽しい”内容ではない作品でした。
実は、このドラマが始まる直前に聴神経腫瘍の確定診断を受けていた私は、自分に突き付けられた状況を消化できないまま、悶々とした日々を送っていました。
そんな時に放送が始まったこのドラマは、その当時の自分の心境とは全く合いませんでしたが、何故かこのドラマに惹かれました。主題歌の「Lemon」も肉親の「死」をテーマとしており、どこか影のある印象を持ったことを覚えています。
さて、そんな印象の米津さんでしたが、2022年5月に公開された”SF特撮映画”「シン・ウルトラマン」の主題歌も手掛けています。「M八七」です。
普通の人は「M八七」って何のこと?って思いますよね。
普通じゃない(マニアな)人は「M78」じゃないの?って思うかもしれません(笑)
ウルトラマンの故郷は「M78星雲」という設定になっているからです。
”「M87」では逆じゃないの”というのがマニアの意見です。
しかし、もっとマニアな人の話では、もともとウルトラマンの企画段階では「M87星雲」だったそうです。
それが、台本を作る時の”誤植”で7と8が入れ替わってしまったとか...。
そうか、「M87」正解だったのか...。
ごく少数の人しか知らないこんなところにも米津さんのこだわりを感じます。
子供の頃知っていたウルトラマンは、地球から300万光年も離れたM78星雲の「光の国」からやって来た力強い正義の宇宙人でしたが、「シン・ウルトラマン」の主人公ウルトラマンは少し違っているようです。
そんな、「M八七」も真のウルトラマンの世界を表現しているように思います。
力強さ、それと対照的な孤独や不安...。
こんな歌詞があります。
いまに枯れる花が 最後に僕へと語りかけた
「姿見えなくとも 遥か先で見守っている」と
そうだ 君は打ちひしがれて 削れていく心根
物語の始まりは
微かな寂しさ
..........
君が望むなら それは強く答えてくれるのだ
今は全てに恐れるな
「痛みを知る ただ一人であれ」
(米津玄師:「M八七」より)
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米津玄師 - M八七 Kenshi Yonezu - M87 (youtube.com)
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