まだまだ暑い日が続いています。
ここ数年の傾向としては、熱中症予防優先で夜間もずっとエアコンをつけっぱなしの状態です。
以前は寝入りばなの時間帯だけをタイマーで稼働したりしていましたが、夜中に暑くて起きてしまったりと、今考えると”効率が悪い”使い方でした。
世間でも一晩中エアコンをつけるのが推奨されていて、罪悪感なしにエアコンを使えるようになりましたね。
最初のうちは電気代も気になりますが、体のほうも大丈夫なのかと若干心配してもいました。
今ではエアコンなしの就寝は考えられなくなっているほどです。
お陰で”暑さ”による不眠からは解放されましたが...。
さて、数年前にもこのブログで「睡眠」のことを書いています。
その時のテーマは「片耳は眠りにくいのか」ということ。
「片耳」自体は不眠と関係ないか...
私のこれまでの経験では、「片耳」になってから眠りにくくなったかと言うと、”そうでもない”というのが実際の感想です。
私の場合、「片耳=耳鳴りの始まり」というのがありまして、この「耳鳴り」が朝起きてから夜寝るまでずっと頭の中で鳴り響き続けるので、片耳になったばかりの頃は毎日すっかり疲れ果てて、夜は逆に眠り易くなったほどです。
それでも眠れ無い夜も確かにあります。
“片耳”に由来する不便さ、辛いことや悔しさもありましたが、その他の心配事や不安感もあるからです。
ある意味”片耳”とは直接関係無いとも言えますが...。
眠れない不安を解消すること
「片耳生活」もかれこれ6年以上になります。
だいぶ慣れてきたとは言え、両耳が元気だった頃と比べて今の境遇を不幸だと思う気持は、やはり周期的に湧き上がって来ます。そんな時はアレコレ考えてもしようが無いと分かっていても、思いは堂々巡りとなって眠れなくなります。
そういう時は無理に気持ちを抑えつけたりしないこと、無抵抗主義に徹することだということを経験的に学びました。1日ぐらい眠れ無くてもどうということはありません。それより、眠れないこと自体にこだわり過ぎると、本当に精神に異常を来してしまいます。
聴神経腫瘍摘出手術の1ヶ月ぐらい前までは、「片耳が聞こえなくなることの恐怖」にずっと苛まれていました。しかし、ある医師に相談し、「起こってもいないコトを心配する無意味さ」を知りました。完全でなくとも、冷静に現状を分析し、頭で合理的に理解する事が必要なのです。
どうしても眠れない時は
もちろん人間ですから、すべての事柄について合理的に考えることができるかというとそんなことはありません。
ただ、「合理的に考えようとする姿勢」が重要だということを知ったのです。
自分を取り巻く状況を合理的に自分の頭で理解することが不安を解消するための最短距離です。
まぁ、これが最善策と分かっていても、人の気持ちはそれだけでは収まらないこともありますよね。
そんな時はサプリメントや時には医師の処方による睡眠系の薬に頼ることも必要だと思います。
私もいろいろ試してみた時期もあります..."グリナ"とか(笑)
実際に効いたかどうかわかりません。
しかし、重要なのは自分を納得させることです。
何となく効いているように思えればそれで良いのです。
人はそういう風にできている
「片耳」だけではありませんが、周りの人になかなか理解されないコトは毎日辛いことの連続かもしれません。
そんな時、私の「作戦」は、できるだけ楽観的に考えるということ。
例えば、身近に共感できる人がいて、その人と遠慮なく愚痴を言い合うことができるのが理想的です。
しかし、そんなに恵まれた環境はなかなか得られません。
たとえ家族であっても、自分自身のことを理解してもらえないことはむしろ普通のことかもしれません。
私たち「片耳者」の持つ、「聞こえにくい」という”機能的(物理的)な障害”の解消はとても困難なことですが、そういう状況に”慣れる”ことで「気持ちの障害」をある程度克服することはできるんじゃないかと思っています。
人は辛い気持ちだけを持っては生きていけません。
”慣れ”というのはこれからも生きて行けるようにするための自己修復作用だと考えています。
ではいったい、それに慣れるまでどのぐらいの期間がかかるのか?
これは人によって様々だと思いますが、必ず慣れます。
なぜなら、人はそういう風にできているからです。
きっとそうだと信じています。
未来に希望を持つことができれば、きっとよく眠れることでしょう(^^)
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