古き良き風景に出会う(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

先日、「東京やきもち」のご紹介をしましたが、東京都立小金井公園を訪れた目的は園内に設置されている「江戸東京たてもの園」を見ることでした。

 

  江戸東京たてもの園のこと

 

「江戸東京たてもの園」は、平成5年(1993年)に東京都が「江戸東京博物館」の分館として、小金井市の都立小金井公園の中に開設しました。

 

「江戸東京博物館」はJR総武線の両国駅の目の前、国技館に隣接した”巨大な下駄”みたいな建物ですね。現在は大規模改修工事中のため休館になっています。

 

 

さて、「江戸東京たてもの園」の敷地面積は約7ヘクタールと広大です。

実際に建物が立っていた”現地”では保存が困難な”文化的価値の高い歴史的建造物”をこちらに移築して、復元・保存・展示がされています。また、これらの貴重な文化遺産を次世代に継承することも、その目的となっているそうです。

 

歴史的な建造物の保存展示と言えば、愛知県犬山市にある「明治村」が有名ですよね。

昭和40年(1965年)”開村”と施設そのものも非常に歴史があります。現在、第4代目の”村長”は作家でエッセイストの阿川佐和子さんが務められています。

 

「明治村」には以前に何度か訪れたことがあったのですが、こちらの「たてもの園」は気になっていたものの、なかなか訪問する機会がなかったので、今回用事のついでに立ち寄ることにしました。

 

正面の建物はビジターセンターです。この建物が入園口となっています。
現在はこちらも改修中(営業は通常どおり)で、この写真はフリー素材からお借りしています。

 

  ちょとだけご紹介

ここは、実際に訪れて自分の眼で見るのが一番良いと思うので、ネタバレしない程度にちょっとだけご紹介します。

 

ひとつの見方ですが、ここにはジブリアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルになった”建物”がいくつもあります。

 

例えばここ。

湯屋の「釜爺の仕事部屋(ボイラー室?)」のモデルです。

壁一面に並んだ「引き出し」からリクエストのあった薬草を取り出すシーンがありますよね。

 

実はここは、「武居三省堂」という”文具屋さん”です。壁に並んだ”引き出し”は筆などの文具が分類されて入っていたのでしょう。

 

 

「武居三省堂」の外観です。

 

そして、こちらは銭湯です。「子宝湯」とありますね。

 
右が女湯、左が男湯です。
 
壁の絵は、銭湯と言えば定番の「富士山」です。
 
昭和28年当時の入浴料です。
 
こちらは、神田の万世橋のたもとにあった交番(須田町派出所)。大正12年の関東大震災により、近くの万世橋駅とともに大きな被害を受けたそうですが、後に修復。
 
このレトロな交番の貯金箱がミュージアムショップで販売されていました(^^)
 
最後は都電7500形です。千とカオナシが並んで乗ったやつですね。
 
園内はかなり広く(約7ヘクタール)、一日いても飽きません。是非実際に行ってノスタルジックな雰囲気を楽しまれたらいかがでしょうか。
 
 
 

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