前回、久しぶりに「片耳」のことを書いたら、またまた気になりだしてしまいました。
忘れていればよかった(^^;
くやしいので(笑)、気になりだしたついでに、今回から少し書いていきたいと思います。
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片耳三重苦の筆頭
前回、特に、私のような聴神経腫瘍が原因の「片耳者」には、「片耳」、「バランス悪化」そして「耳鳴り」と”三重苦”があるということを書きました。このうち、「片耳」がまったく聞こえないこと、バランスが取りにくくなってとっさの身のこなしができなくなったことについては、まあまぁ対応できるようになっています。(自分自身だけで解決できる問題についてはですが...)。
しかし、困るのがやはり「耳鳴り」です。この”片耳三重苦”(三銃士ではありません)の筆頭と言っても良いぐらいです。こればっかりは、良い対処の方法はないのです。耳鳴りがするようになってから5年が経過しようとしていますが、程度というか具合は全く変化ありません。何度か書いていますが、だんだん”気にしない”ようになってきただけです。
”耳鳴り”いろいろ
とにかく耳鳴りがするようになったばかりの頃は、気になって気になって頭がおかしくなりそうでした。病院で相談しても有効な治療法は無いといわれるだけで、途方にくれたものです。もっとも、耳鳴りにお悩みの方には、それぞれの原因の違いにより有効な治療法がある場合があるので、最初から諦めてしまう必要はありません。
耳鳴りの症状は大雑把に分けると2種類あるそうです。自分にしか認知できない”自覚的な耳鳴り”と、また他の人にも聞こえる”他覚的な耳鳴り”です。前者は、本当は音がしていないのに、ナゼか自分にだけ認知できる”音(耳鳴り)”が聞こえているという状態です。”耳鳴り”のほとんどはこちらです。原因はそれこそ無数にあって、耳から脳まで繋がる聴覚神経のどこかで異常が生じているいるのです。聞こえる耳鳴りの「音」も、”ザーザー”や”ゴーゴー”といった低音系の場合と、”キーン”とか”ピー”といった高音系の場合があります。
ちなみに、私の場合は高音系の”サー”といった、テレビ受像機の”砂嵐”のような音がしています。聴神経腫瘍の手術前に行った検査の中にも、この耳鳴りを”測る”検査がありました。本当は聴こえないのに、聴こえない音を測るという、”ヘンテコ”な検査でした。
つづきます...。