もう、2年半ほど前になりますが、片耳状態にも一応慣れてきたところで、”どんな場所で、どんなシチュエーションで、どんな風に聴こえるのか(あるいは聴こえないのか)”、いろんな場所に自分を置いて試してみようという「企画」を思いつきました。
都会の喧騒の中で「片耳」状態の自分を鍛える「片耳とらのあな」企画です。
「とらのあな」というのは、その昔、「タイガーマスク」という有名なプロレス漫画がありまして、その作品に登場する”悪役覆面レスラーを育成する組織” の名前が「とらのあな(虎の穴)」なのです。ここでは、非常に過酷なトレーニングを課したことから、それを由来として 「厳しい訓練を課す場」というような意味で使われています。
騒がしいところでは、”意味のある音”が聴き取れなくなってしまう「片耳者」の私が、通院で東京に来た時は、日本一騒がしいマチで自らを鍛えようという「企画」なのです。
つづく...。