現在の状況について(まとめ) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

今日でちょうど入院20日目を迎えました。
手術後で言うと17日目です。
長いような短いような...。

この辺で今の状況のまとめを。

 

 
手術チームのリーダーの先生から術後説明ということで、手術の様子の詳細について正式に説明を受けました。本来なら家族を同席させるところですが、遠距離ということで私ひとりで聞きました。
 
 
右耳は失聴しましたが他に麻痺等は出ていません。「蝸牛神経」という聴こえの神経は外見上(解剖学的保存)は残してくれたのですが、手術中にモニターの波が途切れてしまったそうで、残念ながら聴力は残りませんでした。術前にも可能性は1割以下と言われていましたので、仕方ないですね(^^;
 
それから心配していた、術後2週間ほどかかる組織検査の結果もシロ、良性の腫瘍ということが確定しました。なんといっても一番喜ばしいことです。
 
私の主観による現在の状況です。
手術の創はバッコウ後、割と綺麗になってきて、痛みは全くありません。しばらく筋肉痛のような鈍痛が続いていたのですが、若干のひきつるような感覚を除けば違和感は特にありません。
当然のことですが、創口にはガーゼすら当てておらず、圧迫バンドも勿論なし。お風呂も普通に入って、頭もガシガシ(優しくですが)洗ってます。快適です。当初あった「ヘルメット感」もありません。
 
ここのところ数日間連続で外出許可をもらって外を歩き回ったのですが、確かにくたびれたもののそれが良い訓練になったようです。
 
術側の右耳は全く聞こえませんが、それにも慣れて来ました。
恐れていた閉塞感が強まることもなく、耳鳴りは術前に比べて逆に気にならないレベルに低下したようです。
 
顔面の麻痺も全く感じることなく、目もちゃんと閉じるし涙も出ます。味覚も連日のスウィーツによる検査をクリアし、全く問題ありません。
 
バランス感覚もほぼ正常ですが、一度モノを落として拾おうとしてしゃがんだ時に、思い切り後ろにひっくり返ってしまったのはご愛嬌です。
しかも大型家電量販店で(笑)
まわりをキョロキョロと確認しましたが、幸運にもカッコ悪いところを誰も見ていなくてラッキーでした。過信は禁物ですね。
 
という具合に私の場合は奇跡的に今のところ何の問題もありません。
でも決して安心しているわけではなく、毎朝起きる時にどうなっているか、ドキドキするのは変わりません。
 
状態が急変することに備えて、心の準備だけはいつもしていようと、自分に言い聞かせているのです。