ERNIE BALL Paradigm | 酔弦庵

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ノンコーティングなのに値段が高い高級弦です。

 

ERNIE BALLのコーティング弦よりも、Elixirよりも高いです。

メジャーブランドの弦の中では最高級な部類ではないでしょうか。

 

音もチューニングの安定性も良いのですが、普通にプレーン弦がひどく錆びました。

説明を見た感じ、プレーン弦はあまり錆び対策がされていないように思われます。

 

Anti-Rustプレーン弦が登場する前の、昔のElixirみたいですね。

「ワウンド弦は耐久性を上げるハイテクな対策をしています。プレーン弦は拭けば大丈夫だからいいよね?」

というスタンス。

 

錆びたというのも、弦を拭かずに1か月放置した状態になります。

きちんと拭けばもっと持つと思いますし、それはこの弦に限った話ではないです。

Elixirは拭かずに1か月放置しても(音の劣化はさておき)錆びないので、それを基準にすると「錆びる」という感想です。

 

放置してもプレーン弦が錆びないというメリットがないのであれば、普通のERNIE BALL弦をマメに替えるのでも良いのではと思ってしまいます。

(音の違いはそんなに分からないので・・・)

 

きちんと拭いて管理した場合の音の持ちは良いのだと思いたいです。

 

---2023年追記---

きちんと拭いていれば半年は錆びずに持ちました。(音は死にますが)

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ちなみに、アコギ弦も試しましたが、こちらは非常に良かったです。

 

錆びが気になることもなく、良い音が長持ちする感覚が確かにありました。

が、普通の弦の倍以上する価値があるかというと、庶民としてはどうだろうと思ってしまいます。

 

 

ちなみにパッケージの変更がよくあるのか、楽器屋では旧パッケージ品が値引きされていることがよくあります。

値引き後もElixirより高いか同じくらいだった気がします。

 

Elixir信者というわけではないのですが、1,000円以上の価格帯でElixirより寿命が短い弦は選ぶ理由がないように思います。

弦をマメに替えるだけの資金力がある場合は高級弦をローテーションした方が音も満足度も良いと思いますが、庶民には寿命が第一です。

そう思うならマメに拭けば良いのにとも思います。