小松未歩のBEAUTIFUL LIFEを弾いてみた | 酔弦庵

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YouTubeにアップした動画の中で、小松未歩の「謎」が異様な伸びを示しています。

これは隠れ小松未歩ファンの需要があるのでは…と思って弾いてみました。
(本当は「謎」のカバー版が最近再び主題歌になったことでの伸びです)

まぁ、何はともあれ小松未歩動画への多再生ありがとうキャンペーンをしたいと思ったわけです。
関連動画で出てきて少しでも良さを普及しようという考えです。

「弾かれそうで弾かれていない懐かしのアニソンを弾く人」として需要があるならば、そちらでも良いのかなぁと路線変更を考えるくらいの再生数の格差があります(´Д`;)


■選曲について
小松未歩のギターはアルバムによって差があり、1枚目と8枚目のアルバムが非常に美味しいアレンジになっていると思います。
そんな中、3枚目のアルバム曲をチョイスしてみました。

ギターが目立つ曲ではない上に、最初の1分ほど何もしないことになるので演奏動画向けではない選曲であります。
しかしながら、この曲がなければギターを弾いていなかったくらい影響を受けた曲です。実は。

ソロでグッと出てきて雰囲気を盛り上げる感じのギターに当時中学生の私は感銘を受け、それが理想のまま今に至ります。
「これがギターに憧れたキッカケの曲!?」という感じでしょうけれども、実際そうなので仕方ない。


そんな特別な思い入れがあるので、いつか弾きたい曲でした。
あまりにも甘々な歌詞なので、そんな状況になったら弾こうと思っていたのですが、そんな状況は訪れそうにないので、今弾いたということです。

この曲のギターは葉山たけし氏によるものです。
名曲すぎるあまり熱いギターに気付かれないことで有名な、ZARDの「負けないで」のギターを弾いた人と言えば分かるでしょうか。
ビーイング系のアレンジやギターを数多く手掛けている方ですが、好きな曲をアレンジしている率が高く、無意識にも影響を受けているとも言えます。
また、奇しくも氏がレスポール使いであったことを知ったのも、弾いてみようと思ったキッカケですね。



■演奏について
何気に陰陽座以外で初の耳コピです。
コード進行に独特のセンスがあるアーティストであり、ピアノで作った感のあるコードであり、ギターがあまり聞こえないという三重苦。

非常に間違っていると思いますが、不慣れな耳コピということでご容赦いただきたい(´・ω・`)
ソロだけ弾いてUPすれば良かったと何度も思いましたが、それだと他の投稿者さんのコンセプトと被ってしまうので止む無くこのような形となりました。

間奏とエンディングのソロがメインなので、出番は後半になります。
苦労の割に、前半で戻るボタンをクリックされてメインまで辿りつかない人が大多数という悲しい宿命です。
「この曲のソロはオイシイんだよね」と知っている人が少しでもいることを祈ります。
ライブだとソロだけ頑張って他はそれっぽい顔をしていれば良いので楽なのでしょうけれども、ネットだと非常に気まずいというタイプの曲でもあります。

最初のサビまでは結局何もしていません。
何かアレンジをすべきかと思ったのですが、思い入れが強すぎると手を出したくないというか、原曲のイメージで凝り固まっているというのもあるのかもしれません。

クリーンのアルペジオ部分はコーラスをかけてひっそり弾いています。
この「耳コピ自信ないです。特にクリーンアルペジオが…」感から、サビ2からのディストーションで「パワーコードならそれっぽく弾けるかも!」というテンションの変わりようが見どころです。


これだけ語ってきたソロなので、弾いていて純粋に気持ち良かったです(最後の速い部分以外は)。
私のエンディングソロ好きはこの曲が発端だと思われるだけに、後半も非常に気持ち良く弾かせていただきました。
ピッキングハーモニクスを勢いで入れてしまっているのが気持ち良い証です。

ソロで一瞬音が濁るミスタッチが何とも言えないニュアンスになったところが割とお気に入りです。
エンディングソロ最後の渋いスライドとチョーキングが一番快感でしたね。

ちなみに、間奏はフロント、エンディングはリアとピックアップを替えていますが特に意味はありません。
新しいギターの良さを初めて活かせるであろう曲でもあったので、どちらの味わいも楽しみたかったという個人的な趣味です。
渋い音作りが合うかと思ったのですが、結局「Onmyoza」という名前のいつもの音です。


良いと思ってから弾くまでの熟成期間が長いと万感の思いがありますね。
(あとは歌詞の世界に共感できる境遇があれば良かったのですが)