買って良かった! Kindle scribeで、スペイン語読書 | A través de los tiempos perdidos /「失われた時を超えて」

A través de los tiempos perdidos /「失われた時を超えて」

外国語大学スペイン語学科卒業、メキシコ・グアダラハラにて、半年間、日本語教師。
スペイン北東部のナバラ大学、マドリード近郊のアルカラ大学留学。以後、スペイン語翻訳に従事。

  私は、kindle scribe を当初、外国語(スペイン語)の新聞や雑誌を読むのが目的で、今から2、3ヶ月前に購入したのですが、一般の書籍もダウンロードして読んでも、従来のkindle paperwhiteのような単行本を一回り小さくしたタイプの電子書籍リーダーより優れていることが、だんだんに分かってきました。

 

ちなみに、私の場合kindle scribeはあくまで、スペイン語専用機ですから、本来なら、スペインやメキシコでアカウントを取得して、本なり雑誌なりをダウンロードすべきだったところを、日本からは技術的には無理だったので、アメリカ本国でアカウントを取っています。

 

スペイン語を公用語としているのは、現在世界で21ヵ国ありますが、国別で見ると、最も多い人口を擁しているのが、メキシコで、日本より若干少な目です。

 

では、2番目にスペイン語を母国語としている国でネイティブスピーカーが多い国は、どこか?皆さん、ご存知でしょうか?

 

実は、意外な事に、スペイン語を公用語としない「アメリカ合衆国」だったのです。

 

即ち、ヒスパニック系住人です。人口は米人口の6分の1程度で、5千万人を下らないと言われています。

 

アメリカでは、現在もメキシコ国境に近い州。即ちテキサス州、ニューメキシコ州などでは、スペイン語が第二公用語になっています。

 

そういった理由で、アメリカ本国のkindleのアカウントを取得し、スペイン語読書をしようとすると、スペイン語文献が面白いようにヒットする事になります。

 

なので、kindle scribeは月賦で購入で、1台6万円強でしたが、大変良い買い物が出来たと思っています。

 

また、目にも優しいです。

 

Brightness(明るさの調整)と、warms(暖色系の調整)をいずれも、Offにして、部屋を真っ暗にすると、画面からは一切光が出ていない事が分かります。

 

これなら、長時間の読書でも目は疲れません。

 

また、画面が大きいので、文字も大きいのですが、もっと優れている点は、分からない単語を調べる際に、辞書機能やwikipedia の文字も同時に大きくなり、とても使いやすいです。

 

ただ、2点だけ欠点を言えば、持ち運びには難があります。嵩張り、重いです。

 

また、手で持った時の重さが、kindle paperwhite に比べて、重いですが、そういったデメリットをさえ気にならなければ、語学学習や読書にはうってつけだと思っています。

 

但し、英語とスペイン語は、かなり満足の行く、書籍数がヒットしますが、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語等の書物はごく僅かです。

 

なので、スペイン語をやっていて、つくづく良かったなって、神に感謝したいと思います。

 

P.S.今夢中になって読んでいるのは、"Bizancio"です。千年王国、ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の歴史書です。