新学期が始まってから、
なんとなく子どもの様子がいつもと違うな…と
感じることはありませんか?
・朝なかなか起きられない
・機嫌が不安定
・食欲にムラがある
・帰宅後ぐったりしている
・家では静かに過ごしたがる
体調不良というほどではないけれど、
「これって大丈夫なのかな?」
「どう見たらいいんだろう?」
と迷うこともありますよね。
Instagramでは
新学期に増えやすい子どものお疲れサイン5選
としてまとめたのですが、
今日はその内容を
薬膳・中医学の目線で少し詳しく
書いてみようと思います🌿
新学期は、子どもも気を張りやすい時期
中医学では、
心や体を動かすエネルギーのことを
気(き)と考えます。
新学期は
・新しいクラス
・新しい先生
・新しいお友だち
・新しい生活リズム
など、子どもにとっても
知らないうちに緊張することが多い時期です。
一見元気そうに見えても、
外ではしっかり頑張っていて
いつも以上に
気を消耗しやすい時期でもあります。
そのため、
・朝起きにくい
・ぼーっとする
・食欲が落ちる
・気持ちが不安定になる
・家で静かになる
といった形で、
少しずつサインが出てくることがあります。
薬膳的に見ると、
全体の土台は気虚(ききょ)
そこに気滞(きたい)や脾気虚(ひききょ)が
少しずつ混ざっているように考えるとわかりやすいです。
・気虚…エネルギー不足で疲れやすい状態
・気滞…気の巡りが滞って、イライラやモヤモヤが出やすい状態
・脾気虚…胃腸の働きが弱り、食欲や疲れに出やすい状態
5つに分けて見ていきます🧐
① 朝なかなか起きられないのは、気虚寄りのサインかも
薬膳的に見ると、これは
気虚(ききょ)寄りのサインと考えられます。
気虚とは、エネルギー不足で疲れやすい状態のことです。
さらに
・朝ごはんが進まない
・ぼーっとしている
といった様子もある時は、
少し脾気虚も関わっていることがあります。
新学期が始まると、
子どもは思っている以上にエネルギーを使っています。
そのため朝になると、
まだ元気が戻りきらず、
起きにくさとして出ることもあります。
そんな時は、
朝から無理に元気を出させようとするより、
温かくてやさしい朝ごはんでスタートするのがおすすめです。
たとえば
・ご飯
・卵
・かぼちゃ
・鶏そぼろ
などは、子どもにも取り入れやすく、
朝のエネルギー補給にも使いやすい食材です。
味噌汁などの温かい汁物を添えるのもいいですね。
② 気持ちが不安定なのは、気滞寄りの見方も
・怒りっぽい
・泣きやすい
・甘えんぼになる
こんな変化がある時は、
単なるわがままではなく、
気持ちがいっぱいいっぱいになっているサインかもしれません。
薬膳的に見ると、
気滞(きたい)寄りの見方ができます。
気滞とは、気の巡りがスムーズでなくなり、
イライラやモヤモヤが出やすい状態です。
春はもともと、
気持ちがゆらぎやすい季節。
そこに新学期の緊張が重なることで、
感情の変化として出やすくなります。
ただ、子どもの場合は
気滞だけではなく、
疲れが重なって気虚も少し関わっていることがあります。
だからこそ、
強く整えるというより
少し巡らせて、少しほっとさせる
くらいの感覚がちょうどいいと思います。
たとえば
・オレンジ
・玉ねぎ
・紫蘇
・キャベツ
などは、香りも活かしやすく、
気持ちがつまった感じの時にも取り入れやすい食材です。
紫蘇は細かく刻んで混ぜる、
玉ねぎやキャベツはスープにする
など無理のない形で十分です。
③ 食欲にムラがある時は、脾気虚寄りに考える
・食べたり食べなかったりする
・朝は特に食欲がない
・好きなものしか食べたがらない
こんな時は、
胃腸がお疲れのサインかもしれません。
薬膳的に見ると、
脾気虚(ひききょ)寄りと考えやすいです。
脾気虚とは、胃腸の働きが弱って、
食欲や疲れに影響が出やすい状態です。
中医学では、
消化吸収に関わる働きを
脾胃(ひい)と考えます。
新学期のように環境の変化がある時は、
この脾胃も疲れやすく、
食欲のムラとして出てくることがあります。
だからこそ、
ちゃんと食べさせなきゃと頑張るより、
食べやすいものを少しでも入れる
という考え方がとても大切です。
たとえば
・おにぎり
・うどん
・甘栗
・さつまいも
などは、比較的やさしく取り入れやすいもの。
量よりも、
入るものを少しずつで大丈夫。
私たち親の気持ちまで追い込まれないことも、大切だなと思います✨
④ 帰宅後ぐったりしているのは、気虚の出やすい形
・帰るとすぐ寝転ぶ
・ぼーっとしている
・元気がなく見える
そんな様子を見ると、
心配になることもあると思います。
薬膳的に見ると、
気虚(ききょ)寄りのサインです。
外でたくさん気を使って、
エネルギーを消耗している状態とも考えられます。
家に帰るとほっとして、
一気に疲れが出る。
これはとても自然なことです。
そんな時は、
・まず休む
・体を温める
・安心できる時間をつくる
ことを大切にしたいですね。
食事なら
・ご飯
・豆腐
・鮭
・にんじん
など、やさしく回復を助けるものがおすすめです。
ここでも温かい汁物があると、
食べやすくなりやすいです。
⑤ 家では静かに過ごしたがるのは、気虚と気滞の両方が関わることも
・ぼーっとしている
・口数が少ない
・ひとりでいたがる
こうした変化も、
外で気を張っている時にはよく見られます。
薬膳的に見ると、
気虚と気滞の両方が関わることがあります。
疲れてエネルギーが不足しつつ、
外で気を張ったぶん、
家では内にこもりたくなるようなイメージです。
外で頑張った分、
家では静かに過ごしたくなる。
それもひとつのお疲れサインです。
こんな時は、
無理に元気にさせようとせず、
ゆっくりできる時間を大切にしてみるのがおすすめです。
食事も、
ほっとしやすいもの、やわらかいものが合いやすいです。
たとえば
・さつまいも
・にんじん
・鶏肉
・煮物
など。
元気を出させるための食事というより、
安心してゆるめるための食事というイメージ
で整えていけるといいなと思います。
おうちで意識したいこと
新学期は、
子どもも知らないうちに気を張りやすく
その影響が胃腸や気持ちに出やすい時期です。
薬膳的に見ると、
・全体としては気虚
・気持ちのゆらぎには気滞
・食欲の変化には脾気虚
が関わっていることが多いです💡
そんな時におうちで意識したいのは、
・温かいものをとる
・早めに休む
・予定を詰め込みすぎない
・安心できる時間をつくる
という、とてもシンプルなこと。
さいごに
新学期は、
元気そうに見えても
子どもなりに頑張っている時期です。
大きな不調になる前に、
少しの変化に気づいて、
やさしく整えていけたらいいですよね。
完璧にやろうとしなくて大丈夫。
あたたかいものと、安心できる時間から。
ゆるやかに見守っていけたらいいなと思います🌸
Instagramでは投稿でわかりやすく、
こちらでは少し詳しく薬膳的な見方を書いてみました。
同じように新学期の変化を感じている方の
参考になれば嬉しいです🌿

