クラバート クラバート
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今だから感じられる引っかかりが多いのかもしれないが

この作品を現役の学生の時に読んでいたら

何か少しは 変わっていたんじゃないかと

いや そんな甘いもんじゃないか

 

今年の帰省は 私にとっての帰省という行為そのものを

正しく評価する初めてのチャンスに はからずもなった

 

そのようにしかなり得なかったとはいえ

私は帰省というのものを完全に捉え損ねてしまっていた
学生時代の夏休み 1年目の夏休みの時点で

誰かが強制的にでも 実家から引き離してくれていたら

私の人生は 大きくとは言わないまでも いくらか変わっていただろう

 

とはいえ 18歳の私に 新しい居場所に腰を据える力など無く

肉体的にも 精神的にも 独り立ち出来る状況では無く

あのようにしかなり得なかったじゃないか

実家に帰るしかなかったじゃないか という気持ちも強い

所詮は 後悔と ないものねだりで

 

大学の「英語」に挫折したことが一番の原因だと思うのだが

翻訳された文学作品を読む ということに

それじゃ意味がない テキな傲慢な諦めを 私は長いこと抱いていた

でも今こうやって読んでみると それとこれとは別問題だったと痛感する

文学作品を読む難しさ 言葉の表や裏にあるものを受け取る難しさは

日本文学でも十二分に難しいのであり

翻訳という工程がひとつ挟まっているとしても

その前提で いくらでも楽しく 難しく 読むことは出来るじゃないか

 

後悔してもしょうがない とにかく読破した冊数は増やしておきたい

「おぉ それも読んだかね」と いつか恩師に言ってもらいたいから