30年 計算すると合ってる

中学卒業直前 つるんでた仲間の家で食べた

当時の私にこの手の食べ物はとても新鮮で

当時は生の味噌というのも新しく とても美味しく感じた

つるんでたというより 無理矢理入り込んでたという方が

イイコじゃなく ワルイコに見られたかった

隣のクラスの担任の美術の先生に

おまえはアタマが良さそうには見えないなーと言われて

とても嬉しかったのを覚えている

 

ここ数ヶ月 私は「過去の人間」なんだなと感じていた

私が今に引きずっている経験や想い出なんかも

今を忙しく生きている かつての仲間達にとっては

ハッキリとした「過去」であり 私もそうなのだと

 

先生からメールをもらって 少しほっとして 自覚した

変わってしまったのは私の方で

実際に 筆不精になり出不精になり

それは今はしょうがないとはいえ それが現実であると

 

他人のせいにはしたくないけど 今になって思えば

勉強とはそういうものではない と言ってくれる大人が

私の周りにはいなかった

試験の成績は 十代の私には 非常に重要なものだったし

それで苦労することが無かっただけで幸せな十代だったが

それでも 勉強とは本来はそういうものじゃないんだぞと

こういうものだと 言ってくれる大人が もしかしたら

そう言える大人が いなかったのかもしれない

 

やり直そうとした三十代の私も 結局は

どうすればいいのかわからないまま 結果だけ取って

逃げ出してしまった

 

今日 久しぶりに でも全然久しぶりな感じにではなく

高校からの友達がメールを送って来た

私の担任と 私も知っている同級生数人と飲んだ という

私にしては珍しく 素直にうらやましいと思える内容だった

今の私は その場に行けたとしても

恥ずかしくて座っていられない 話すことも何もない

行けないからこそ うらやましいのかもしれない

 

でも彼女が 私のことを

「過去」とはみなしていない だろうことが

一番うれしかった

 

もっと独りの時間が欲しい

独りであっても集中できるのは2,3時間で

いさぎよくあきらめて第3部の序盤で切り上げた

 

この作品に「解」はあるんだろうか

頑張って解いて A.解なし だったらキツイなぁ