絶対泣いちゃうからしばらく読んじゃだめ と言われて
一度だけ読んだかな 確かに泣いちゃったけど
泣く要素は もっと他にたんとあるから
昨日父が来て 話を聞いててわかった
こないだ大泣きしてた私に
母は 40年前の自分を見ていたのだろう
だから帰るのを延ばしてくれたので
だから父もそれを了承したのだろう
母の置かれていた状況は 今の私よりもっと厳しく
夜泣きのひどかったらしい私に比べれば
この彼はまだまだ ずっといい子 なのだろう
とはいえ 今 渦中に置かれ 泣かれる身としては
だから平気 とはとても言えない
私に安心してるから泣くのだ と言われても
1日中泣いてるわけではない と言われても
泣き止まないものは泣き止まないし
誰かに渡してしばらくしたら泣き止む のをしばしば見ると
私が独りで泣き止ませることが出来た という実績が
皆無のような気になり 絶望しかける
今日は初めて 半日ふたりきりになり
案の定というか なぜか1時間おきに泣く
授乳して 次の授乳して また次の授乳して
これで1日が終わってしまう
これで1週間が終わってしまう
みんなそうなんだろうけど
そんな風に客観視して楽観視出来るわけもなく
それでも 確かに
そのうち泣き止む
泣き止むまでの時間はとても長く感じるけど
そのうち寝入ってしまう
変な夢ばかり見る
会いたい人にやっと会えて親しく出来たと思ったら
最後の最後にこっぴどく裏切られる夢を見た
どうやって裏切られたかは憶えていなくて
ただ裏切られたという絶望感だけを残して目が覚めた
前日はとても書けないようなヒドイ内容だったし
里帰り出産は私にとってデメリットの方が多く感じて
最初から選択肢になかったけど
今のこの状態は 里帰り状態より悪いかもしれない
実家といえどもヨソの家 早く帰って新しい生活を始めたい
という気持ちの区切りが得られないどころか
母が帰った後の寂しさと心細さにさいなまれるに決まってる
分娩費用は思いの外かさんでいた
バルーンを使わなかった分お安くおさまったかと思ったが
想定してなかった保険組合からの祝金をもってしても
実費は前金だけでは足らなかった
それでも あれがベストだったのだ
彼は 私の不安要素をひとつひとつ消していってくれた
着床してなかったらどうしよう
子宮外妊娠だったらどうしよう
流産したらどうしよう
逆子のままだったらどうしよう
GBSとやらに感染させたらどうしよう
休診日に産気づいたらどうしよう
込んでて満室だったらどうしよう
正規産を超えたらどうしよう
無事に産み出せなかったらどうしよう
彼は すべて消してくれた
だから どんなに泣かれても いいんだ
会いたい人達の中にいるだろう私 を
もっと大事にしないと
もっと好きにならないと
そろそろ両親が帰って来る
おむつ替えとこうか
