を切った。
三度目の地獄を見た
二度目から三度目の間の過去の4週間のみならず
翌朝から始まる未来の4週間の苦しみまで
突き付けられた気がして
田舎芝居のような台詞が本当に口を付いて出て来る
暦的にも
数字的にも
これほど恵まれた日はなかったのに
誰だってしてるのに
誰だってできてるのに
どうしてアタシだけがいつもこんなメに
アタシのジカンかえしてよ
アタシのジンセイかえしてよ
悪いのはアタシなのに
4週間なんて思うのはそれから24時間くらいなもんで
後は意外とケロッとしているのだけど
本当に欲しいのか
自分でもわからないし
そうなったらなったで
何倍も大変になるのだし
でもそれを超えた
理屈を超えた何かが
私を焦らせる
どうしてアタシだけ
という思いは次第に向きを変えて
アナタほどのひとなら
ちゃんとしたひととケッコンすればよかったのに
アタシなんかとケッコンしなければよかったのに
その台詞が
いくつかの意味で
いかに残酷なものか
ちゃんとわかっているけど
言わなければ
どうにもならなかった
「自分がいなくなる」ことを考えてはみるけど
とても実行できる器じゃない
旅というのは
帰るところがあるから為せる業で
それと
「自分がいなくなる」ことは私には許されない
という考えを絶対に払拭できないほど
私は幸せに生きて ある意味では 育てられて きたのだ
そう思える人はそれほど多くないのかもしれないとすれば
髪を切って
百貨店の中を独りで歩いてたら
そうじゃない
私は私独りであって
私が楽しい嬉しい素敵だと思うことだけ追求していけばいいんだ
って一瞬思えたけど
いつか私に
「見てみたい」と言ってくれた人は
それを一生見ることが出来なくても
「変わらない」でいてくれるのだろうか
そう言ってくれた人は
その人だけだった
その時
アタシのジンセイが変わった気がした
でももしかしたら他にも
「見てみたい」と思っていた人がいたのかもしれない
ここひと月の髪の傷み具合は凄まじかった。
スタイリストさんにそれとなく聞いたら
ストレスも 食生活までもが
影響することがわかった。
絡んで絡んでしょうがなかったところを全部切り落としたら
なんだかこけしみたいになってしまったけど
私が泣くことは
他の人を悲しませる
みたいだから。