装丁が単行本のそれからちょっと離れてしまったけど
懐かしいですよね。ちょっと前のゼミ課題。
去年の『TSUGUMI』とはちょっと違って、
昔の私がイメージした「キッチン」と、
今の私がイメージした「キッチン」とが、
まったく違っていた。舞台の視覚的イメージの話。
もちろん当時は読み取れなかったテーマや問題点も
見つかったのだけど、それ以上に、20年という年月を経て
小説を読んで抱くイメージの内容はここまで変わるのか!
という当たり前のことにとても驚いた。
内容については…
いわゆる「ポストファミリー」というテーマになるのだろうけど、
「肉親」を失うことの意味と、その後に新しい「家族」を構築する際の
影響…なんかを考えないといけないのかな、と思った。
私自身、経験不足のテーマなので、斬り結ぶのはむつかしい。
あと、なぜ「母が父で、父が母」という設定になったのか…
性も性的役割も関係ないってことか… 要検討。
初期の吉本ばなな作品の中ではピカイチではないかしらね。