最近はめんどくさくて連続ドラマはあまり見ないんだけど
草彅くん主演の三部作は、全部オンタイムで見てました。
三作とも、かなりヘビーな題材を扱っていて、
現実はそんな簡単なもんじゃないだろうけど、
シビアの間に挟まれたユーモアと、人間のあたたかさが、
なかなか良かったと、私は思いました。
現代のテレビドラマというのは、こうあるべきものなのかも。
視聴者の感情を深くえぐって来るようなものは、今は難しい?
そういう役割は、お金を出して観る映画や、読む小説が担う
時代になっているのではないかしらん。
とはいえ、これら三作は、それぞれ私に
少なからず影響を与えてくれたドラマでもありました。
私って単純。
「僕の生きる道」
主人公がスキルス性のガンで死んでしまうストーリーでした。
このドラマは、当時なんとなく感じていたことを
はっきりと実感させてくれました。それは、
「人生は、意外と短いかもしれない」
ということです。
「このままでいいのか?」
というような漠然とした不安に駆られていた私の背中を
少しだけ押してくれたのが、このドラマだったと思います。
「学校に通う」という行為に踏み出したのは、この放送直後でした。
ま、こういうことは全て「今になって思えば」、なんだけども。
「僕と彼女と彼女の生きる道」
このドラマは、凛ちゃん役の美山加恋ちゃんがかわいくて
見ていたようなもので、それほど気に入ってはいません。
あの展開なら離婚ではなく復縁で終わって欲しかったのと、
主人公以外の登場人物がしっかり描き切れていなくって
ちょっと中途半端だったかな、と。
離婚というものが、私にとってはまだまだ遠く、
実感として入って来なかった、ということでしょう。
逆に、離婚に至るまでの過程を描こうとしたドラマに対して
復縁を願ってしまった自分を発見できたことは収穫だったかも。
こないだ再放送を見たら、草彅くんの変わっていく姿が
なかなか素敵に描かれていました。
「僕の歩く道」
昨日の最終回も含めて、全て私の期待通りに進んでくれた
珍しいドラマでした。そういう意味では満足でした(笑)。
でも、自閉症というテーマを扱うドラマとしては、あれでいいのだと
思います。あれ以上やっては、破綻してしまいそう。
私のように、自閉症に対する知識も経験もない人が、
少しでも自閉症というものを知る機会になれば、
ドラマとしての役割は、充分果たした、と言えるでしょう。
「シビアの間に挟まれたユーモア」という面では、
この作品が一番ツボにはまりました。
「僕の生きる道」は、主人公だけでなく、
周りの人々までもが変わっていく過程が描かれていたけど、
「僕の歩く道」の場合は、主人公がまっすぐ立っていて、
周りの人々が(私の期待通りに!)どんどん変わっていくのが
とてもわかりやすくて良かった。
私くらいの年代になったら、
おもしろいか否かだけでドラマを評価するのではなく、
自分だったらこう描くのに、こう展開するのに、という視点で
見ていくのが良いのではないかな。
そうすることによって、自分の人生を見直すことにも
つながるような気がする。